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2007/12/07
【大長城計画訪中団】小沢代表、草の根交流の重要性を主張 会見で




 小沢一郎代表は7日夕、胡錦濤国家主席との会談終了後、北京市内の宿泊先で記者会見し、会談の内容を述べるとともに質問に答えた。

 未来に向かってますます友好関係を深める具体策を問われた小沢代表は、昨年の会談でそのひとつの手段として、両国で交流協議機構を発足させようと合意がなされたと指摘。東京に続き北京で行われた協議を今後も継続する考えを示した。

 また、国会議員の交流に加えて、草の根交流に非常に重きを置いている立場を表明、「長城計画、変わらずにできるだけ多くの人に参加してもらって今後も続けていきたい」と希望を述べた。

 今後の日中関係への見解については、日本と中国は政治体制、政治思想、経済の仕組みが違う現実があると前置きしつつ、「互いに克服して、信頼関係、友情を築いていかなくてはならない」と述べた。遣唐使や遣隋使などの日中交流の史実、深い歴史的なつながりから、現在の政治経済体制の違いは十分乗り越えていけると見通しを語った。

 さらに、対米関係に対する見解を問われた小沢代表は、個人では長城計画と同じような草の根の交流を長年やっているとした上、「議員交流、そういう場を作ることはいいことだと思っている。方法も考えてみたらいいかもしれない」と述べた。まずは政権党にならねばいけないと指摘、次期総選挙で政権交代を実現する決意を示した。