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2007/12/09
【大長城計画訪中団】西安市内で歓迎レセプション 
99年の友情の木植樹振り返り 日中親交のさらなる発展を約束




 日中交流協議機構大長城計画訪中団は9日夜、西安市内にて趙楽際・中国共産党陝西省委員会書記より歓迎レセプションを受け、4泊5日にわたる旅の総括ともいえる素晴らしいひとときを堪能した。

 歓迎レセプションに先立ち、菅直人代表代行をはじめとする国会議員たちは趙氏らと会談。日中の交流発展とさらなる相互理解を誓った。

 趙氏はまず、国会議員と一般参加者を含めた総勢500名近くにも及んだ大訪中団について謝意を明示。民主党においては、「日中両国、両国民の友好と関係改善のために努力したと聞いている」と敬意を表した。菅直人代表代行に対しては、1999年に友情の木を植樹したことにも触れ、今回、150人以上の一般参加者を率いて陝西省を訪問したことを「特別な意味があると思う」と語った。

 趙氏はまた、西安の街について「悠久な歴史と文明をもつ都市であり、中華民族発祥の地のひとつ」との認識を示す一方、1999年以来始まった政府の大開発政策により、経済が急速に発展してきたことにも言及。「活発な現代的な街になっている」との見解を述べた。

 菅代表代行は、本日午後に記念植樹の地を訪れたことを明かし、「温かく育ててくれたことを知り嬉しく思う」と語った。

 また、「(北京で開催した)日中交流協議機構においても経済発展と環境問題とともにどう取り組んでいくかが話題になった」と述べ、内陸部の開発と大気汚染、CO2の排出問題等に言及。「日本と同じ失敗を繰り返さないように協力できることがあれば全力を挙げる」と約束、今後の協力、親交のさらなる発展を約束した。

 歓迎レセプションでは、歌にマジックショーとエンターテインメント色も添えられ、最後の夜にふさわしい宴となった。