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2009/01/09
鳩山幹事長、王光亜中国外交副部長らと会談




 鳩山由紀夫幹事長は9日夕、党本部にて中国外交部の王光亜副部長ら一行の表敬訪問を受け、両国の協力関係を確認した。

 鳩山幹事長は冒頭、歓迎の言葉を述べ、民主党は日本と中国が心から協力関係を築いていける環境をつくるため努力していると表明。遅くとも今年9月までに行われる解散・総選挙で勝利して第1党の地位を固め、そのことにより日中関係をさらに発展させたいと語った。

 鳩山幹事長は、実体経済にまで影響している世界的金融不況にも言及、日本、中国をはじめアジア全体で問題克服に向け全力を挙げて取り組みたいとした。

 また、東シナ海でのガス田開発問題については、共同開発で一定合意したことを評価、継続協議中のガス田の取り扱いについても早く合意に至ることを心待ちにしていると述べた。

 本日の国連の安全保障理事会でパレスチナ・イスラエルの即時停戦、イスラエル軍の即時撤退を求める決議が採択されたことにも触れ、履行に向けて協力が必要であるとの見解を述べた。

 王副部長は、鳩山幹事長が代表就任当時、初の外国訪問が中国だったことを振り返り、民主党が両国の関係発展を重要政策と位置づけていると理解しているとの認識を明示。昨年5月の胡錦濤国家主席の訪日をはじめ両国の関係は良い方向に進んでいるとして、さらなる発展に向けたチャンスであり、歴史的なスタートであるとその重要性を説いた。

 その後、日本の政局、北朝鮮問題について意見交換。鳩山幹事長は日本の政治情勢を説明するとともに総選挙に懸ける思いを表明。「期待感を持って見てほしい」と語った。

 なお、会談には前田武志、内藤正光、鈴木寛、藤末健三各参議院が同席した。