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2001/04/18
台湾の李前総統への査証発給すべき〜鳩山代表が党見解を発表
民主党の鳩山由紀夫代表は18日の定例記者会見で、台湾の李登輝前総統が日本入国への査証(ビザ)発給を求めている問題について、「心臓疾患の緊急治療のために申請を行ったとのことなので、人道的見地から、早急に査証を発給すべきだ」との党見解を明らかにした。

 その上で、申請について台湾側が事実を発表した後、衛藤外務副大臣が認める発表をしたのに、福田官房長官が“申請も受理もない”との政府見解を発表するなど、日本政府が不透明な対応を続けたことを批判。「自民党内で総裁選に虚奔するあまり、外交問題への対応が遅れているのは極めて遺憾だ」と述べた。

 民主党が党の見解をまとめたことについて、18日午後、伊藤英成外交安保ネクスト大臣が中国大使館を訪れ、武亜朋・公使参事官と徐剣参事官と会い、民主党の考え方を説明し、理解を求めた。