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2002/06/26
鳩山代表、江沢民・中国主席と会談


 民主党訪中団を率いて中国を訪れている鳩山由紀夫代表は26日、江沢民・中華人民共和国主席と会談した。会談後、鳩山代表は記者会見し「民主党は自民党とは過去の歴史認識が違う。小泉総理の靖国神社参拝に見られるような認識ではなく、中国に対し侵略したという認識に立つ、と説明した。江主席は『小泉首相の昨年に続き今年も靖国参拝したが何の説明もない』として、日本政府への不信の念を述べた」と明らかにした。

 会談で鳩山代表は、国立墓苑構想やアジア地域に「不戦共同体」を作る考えを表明した。江主席は、「正しい歴史認識のもとで不審船問題や瀋陽総領事館問題に冷静に対処すれば、必ず解決できる」と述べるとともに、不戦共同体についても「決して夢ではなく、どの国も平和を望んでいる」と鳩山代表に賛意を示した。鳩山代表は「中国脅威論を展開する人もいるが、中国の発展が日本にもプラスになるような関係は可能だ。そうした状況をどうつくるかが問題だ」と述べ、今後とも民主党と中国共産党との交流を深めていくことを相互に確認した。

 同時にその日は、戴秉国・中国共産党中央対外連絡部長および賈慶林・中国共産党政治局委員との会見も行われた。また、民主党訪中議員団と中国有識者との間で3つの分科会(通商・経済、安全保障、情報・環境保全)が開催され、忌憚のない意見交換が行われた。通商・経済分科会では両国の貿易や経済協力のあり方、安保分科会では中台関係や日中米関係、アジア地域の安保体制の構築、情報・環境保全分科会では発展と環境保全との調和などについて議論し、両国の相互理解を深めた。