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2005/10/19
党男女共同参画委員会、中華全国婦人連合会の表敬受け意見交換
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党男女共同参画委員会の菊田真紀子委員長、寺田学委員長代理、西村智奈美副委員長は19日、党本部で中華全国婦人連合会の張静国際部部長らの表敬訪問を受け、女性の政治参加、男女共同参画社会実現に向けた取組み等について意見交換するとともに、今後の相互交流について話し合った。

 冒頭、張国際部長は小泉首相の靖国神社参拝問題にふれ、「非常に残念だった」と語ったうえで、女性を中心に今後は民主党との交流を深めていきたいとの意向が示された。

 菊田委員長は「中国では女性の社会参加、各業界で活躍されている女性が多くいらっしゃるが日本はまだまだ。特に政治参加という点では遅れている」と語り、中華全国婦人連合会はじめ中国の取組みを参考にしながら、協力体制を整えていきたいとの考えを示した。

 総選挙では議席数を減らす結果となってしまったが、少数精鋭で力を尽くしていくと表明。また、小泉首相の靖国神社参拝問題については「国民に対しても何ら説明していない」として、その政治姿勢を批判した。

 寺田議員は男女共同参画委員会メンバーとして昨年からこの活動を担っていることを自ら紹介したうえで、「ともするとこういう運動は女性のための女性による運動になりがちだが、男性の意識が変わることは男性のためになる」と語り、男性の立場から男性に向けてしっかりとこの運動の意味を働きかけていきたいと語った。

 日本の男性は保守的なところがまだあるとして、「そういう意味で小泉総理も一員ではないか」とも指摘。近隣諸国、相手への配慮ができない象徴ではないかと分析した。

 西村議員は女性の政治参画を民主党がトップに立って進めていこうとの考えで取り組んできたとして、選挙資金援助という意味で党男女参画委員会では民主党WS基金「Water&Seed/種と水」を設置し、この基金で国政をはじめ地方議員にチャレンジした女性は200名近くに上っている実情を紹介した。

 今回の総選挙で当選を果たした自民党女性議員は首相のイエスマンに過ぎず、女性の政治参画を進める力になるかというと疑問だとの見方を示した上で西村議員は、首相の靖国神社参拝問題についても何らコメントしない自民党女性議員の政治姿勢にも疑問を呈した。それに対して民主党議員は「私たちは私たちの立場で主張していきたい」とも語った。

 張国際部長は「日本女性の地位向上の面からも、平和の環境を整えるのが重要」と語り、日本の政治家が日中関係やアジアの平和を重視していく必要性を指摘。同時に「女性は平和の力になる」とも述べた。

 また、日本同様に保守的なところがあり、儒教の影響もあるために困難も多いが、女性の政治参加を重要性している中国の情況が示され、「男女平等の視点を国の政策として推し進めている」として、交流を通して日本が得るものも大きいのではないかとの意見が示された。

 話し合いを通じて、今後の交流を検討していくことも双方から提案された。

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