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幹事長会見記録

11/11(木)【幹事長室】岡田克也幹事長/記者会見要旨

岡田克也幹事長/記者会見要旨
2010年11月11日(木)
編集・発行/民主党幹事長室

★会見の模様を以下のURLで配信しています。
http://asx.pod.tv/dpj/free/2010/20101111okada.asx

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■冒頭発言
 ○党本部職員の採用試験
 ○政治改革推進本部の総会開催
 ○補正予算案の審議状況
■質疑
 ○尖閣諸島沖の漁船衝突事件をめぐるビデオの流出問題
 ○国会運営
 ○沖縄県知事選挙
 ○国会議員歳費の1割削減
 ○北方領土と「不法占拠」
 ○小沢元代表との面談予定
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■冒頭発言

○党職員の採用試験

【幹事長】すみません、少し遅くなってしまいました。まず、遅くなった理由
でもありますが、今日は民主党職員の採用試験、面接試験を行っておりました。
応募者数97名、そこから書類選考して26名の方に来ていただいて、いま面
接をしておりました。枝野さん(枝野幸男幹事長代理)、滝さん(滝実総務委
員長)とともに面接をしましたので、その結果を受けて何名かを採用したいと
考えております。なかなか面白い人材も何人かいらっしゃいましたので、大変
楽しみにしております。

○政治改革推進本部の総会開催

【幹事長】私のほうから、昼の代議士会でも申し上げましたが、政治改革推進
本部の総会を明日開催しようと思っております。テーマ的には3つ。ひとつは
ネット選挙の解禁、これは各党合意したものがありますので、できれば若干そ
れにプラスアルファしたい部分もありますが、とにかく統一地方選挙に間に合
うようにこの国会で仕上げたいと考えております。

 それからもうひとつは、議員歳費の日割りの問題で、「秘書も」という話が
ありましたが、そうすると少し時間がかかってしまいます。これは秘書会とも
よく相談をしなければいけない問題で、従ってまずできるところからというこ
とで、議員自身の歳費の日割りについて議論をして、法案を早期に出したいと
考えております。

 3番目が議員歳費の1割削減の問題です。これは、議員に関わる経費を2割
削減するというのが、われわれのマニフェストでのお約束で、議員の定数を2
割削減すれば、ほぼそのことは可能になるわけですが、定数削減だけではなく
て1人当たりの歳費を減らすということも、数が完全に2割減らすことができ
たおりには、歳費の1割削減というのは、あるいは元に戻すということもある
かもしれませんが、数を減らすということが決まるまでの間、何もしないとい
うのはいかがなものかということで、そのことを提案したいと考えております。
ただ、これまた議員の身分に関わる話で、特に若い議員からはいろいろな声も
あると思いますので、明日、率直に意見交換してみたいと考えています。

○補正予算案の審議状況

【幹事長】補正予算案が、15日の衆議院予算委員会の審議を残しております
ので、まだ確定的なことは言えませんが、今日まで順調に進んできたというこ
とは、これは本当に予算委員長はじめ予算委員会の皆さん、国対の皆さんの努
力の結果だと思います。参議院選挙の前の国会が、最終的にどういう状況だっ
たかということを考えても、最後は強行採決でいろいろなことをやらざるをえ
なかった。今回、衆参ねじれの中であるにもかかわらず、採決を迎えようとし
ているということは、これは非常に、関係者の大変なご努力の結果ではないか
と思います。テレビ入りとか集中審議が重なったりですね、総理はじめ閣僚の
皆さんにもご迷惑をかけましたけれども、しかしそういう中で、最終的に15
日を迎えようとしているということは、本当によかったと考えております。ま
だよかったと喜ぶのは早いと思いますけれども、今日までは順調に進んできた
と考えております。

■質疑

○尖閣諸島沖の漁船衝突事件をめぐるビデオの流出問題

【記者】神戸海保の海上保安官の事情聴取が続いている。行政内部からの流出
の可能性が高まっているということへの受け止めと、海上保安庁長官や国交大
臣、仙谷官房長官の責任をどのように考えるか。

【幹事長】まだそういった責任論を議論するのは、私は早いと思います。まず
事実解明、行政内部からの流出といわれたのですが、果たしてそのルートがど
ういうことだったかということもあると思います。従って、詳細がはっきりし
ないと、あまり軽々に責任論を言うべきではないと、私は考えております。ま
ずは事実関係をしっかりと明らかにすること。ある意味では、そういったひと
つの手続きに、取調べという形の、事情聴取ですね、手続きに入っております
ので、その辺の作業の進展状況を現在見守ると、こういうことだと思います。

【記者】今日、参議院の輿石東会長が、ビデオの国会で言われている提出につ
いて、提出を前提に考えるべきだという趣旨の発言をした。この件をどう考え
るか。

【幹事長】まず、輿石会長の発言を私は確認しておりませんので、どういうふ
うに言われたか、正確には承知しておりません。ですからそれにはコメントい
たしません。ビデオについては政府の中でいろいろいま検討、議論をしている
ところですから、そのことについて私が個人的な意見を言うべきではないと考
えております。

【記者】今日、仙谷官房長官が、責任論について、政治職と執行職の責任のあ
り方は違うと。鈴木長官は責任があるけれども、馬淵大臣には責任はないとも
受け取れるような発言をした。この認識をどう受け止めるか。

【幹事長】たぶん一般論として言われた話ではないかと思います。もちろん責
任の性格が違えば、その負うべき責任というのも、職が違えば、そういった負
うべき責任というのも違ってくるというのは、一般論としてはそのとおりです
が、それ以上のことを私は言うつもりはありません。

【記者】昨日、海保の鈴木長官が官邸側に報告したのがお昼過ぎだった。把握
したのが9時だったのに、総理が把握したのが昼ごろということで、官邸に連
絡するのが遅いという野党側の指摘があるがどう考えるか。

【幹事長】9時−12時という話がどの情報のレベルなのか、第一報が入って
もある程度確認を要することも当然あるわけです。ですから、3時間ほどの差
が出たことがそれほど意味のあることなのかどうかということを含めて、ちょ
っと私には判断できません。普通は第一報が入ったときにそれを何とか確認し
て、その意義付けというか内容を明らかにした上で最終的に官邸に上げるとい
うのは、そうおかしなことではないと思います。

【記者】海上保安官が昨日、連行される前に、日本テレビのインタビューに答
えて「ビデオについては海上保安官であれば誰でも見られる状態にあった」と
話している。機密扱いせずにアクセスが容易な情報の取り扱いについて不備は
なかったか。

【幹事長】そういう物言いをしているというのは私もテレビで知りましたけれ
ども、それ自身が事実だったかどうかということも確認できていませんから、
あまり先読みして、先走ってコメントしないほうがいいと思うんですね。もち
ろん情報の管理というものは当然徹底する必要がある。今回のビデオについて、
関係者の間ではもちろんですけれども、一般に見られる状況に置かれていると
いうことは非常に考えにくいことであります。事実関係はちょっとわかりませ
ん、調べてみないと。

【記者】海保の長官だけが責任を取った場合に、「政治主導と言えるのか」と
いう批判がおそらく野党から出てくるのではと思う。政務三役の責任のあり方
をどう考えるか。

【幹事長】政治主導ということと、具体的に責任を取るということと、それは
イコールではありませんので、あまりそういう聞かれ方をされても、私には簡
単にはお答えしにくいことだと思います。やはりどういう責任をその人が負っ
ているかということによって、その責任の範囲のことが起きれば、それは責任
があるということになるのだろうと思います。

【記者】多くの政務三役の方々が、とにかく情報がいろいろなところから漏れ
るんだという不満を言っていることを耳にする。外務大臣時代の経験も含めて、
今回のビデオの件はかなり特殊なケースかもしれないが、なぜ日本ではそのよ
うな形で情報が外に漏れてしまうのか。

【幹事長】非常に難しいご質問ですね。メディアの皆さんが優秀だからだとい
う声もあるかもしれませんが、やはり、情報というものに対する認識が甘いと
いうことではないかと思います。非常に、普段、本来機微な情報に接している
人が、何かこう、友人、親しい人につい話してしまうとか、そういったことと
いうのは結構あるように思いますね。それは個人的な貸し借りとかそういうこ
とで渡したりとかいうこともありますよね。しかしそれは全体から見たら、そ
の個人にとってはある意味で貸しを作ったつもりでも、組織から見たらそれは
とんでもないことだということもあると思います。従ってもう少し情報の取り
扱いについてきちんと政府の中で責任を明確にして、その責任の範囲内で何か
起これば、きちんと責任をとるような仕組みというものを明確にしたほうがよ
いと思います。私なんか、最もしゃべらないので、評判が悪いですけれど
(笑)。やはり仕事を進めていく上では、情報というのは非常に大事にしたほ
うがよいと思います。

○国会運営

【記者】今日の与党国対委員長会談の中で、国民新党側に今国会については会
期延長しない旨を伝えたというが、党としていろいろまだ通すべき法案が残っ
ていると思う。会期延長しないという考え方でいいのか。

【幹事長】党として別にそういうことを決めておりません。もしそういうこと
が伝わったとしたら、それはいわば個人の感触を言われたということだと思い
ます。

【記者】現在、40本超の法案が出ていると思うが、どの法案を最優先で成立
させたいか。先の通常国会では、法案の成立率がかなり低かったが、今回はど
うしていきたいか。

【幹事長】それは、あらかじめ語ることはなかなか難しいですよね、これから
やっていくわけですから。野党もあることだし。ただ、重要な法案について、
ある程度成立させることができるのではないかと思っております。基本的には、
各委員会でやっていくことですので、横断的にいまこれが成立しそうだ、これ
は難しいと、そういうことを言う段階にはまだなっていないということだと思
います。衆議院先議のものについて、衆院での審議が進み採決がなされれば、
この法案が最終的に成立するかどうか、参院の日程を見ながら見通しがつくわ
けですが、現時点で何か言うという段階にはまだない。本格的な審議はこれか
らだと、こういうことです。

【記者】前の国会から積み残しになっている郵政改革法案と、労働者派遣法改
正案の取り扱いは。今国会で成立させる考えに変わりはないか。成立させるメ
ドは。

【幹事長】これは、国民新党あるいは社民党ともお約束をしたことであります
のでそのために全力を挙げたいと思います。あとは国会の状況を見極めながら
考えていくということだと思います、それ以上にいま言いようがありません。

【記者】補正予算案に関して今日、公明党が正式に反対を決め、山口代表が記
者会見で、提案した中身が十分に反映されていないと言っているが、受けとめ
を。

【幹事長】残念ではあります。われわれはかなり配慮したつもりでありますけ
れども、11月始めに出された公明党の提案も入れると若干実現率が低下する
ということかもしれませんが、われわれとしては補正を組んだ段階で、できる
だけ各党の意見を入れて作らせていただいたと思っております。その観点から
すると、残念だということです。

【記者】公明党は予算関連法案については執行部一任となった。幹事長として
公明党側にどういう点で賛成を呼びかけたいか。法案成立に向けた呼びかけと
いうことだが。

【幹事長】こういう場で呼びかける話ではないと思います。

○沖縄県知事選挙

【記者】今日、県知事選が告示された。党として候補者は出していないが、今
回の知事選は党にとってどういう意味を持つ選挙か。

【幹事長】党にとってはと言う以前に、沖縄県民の皆さんがその意思を明確に
する選挙だと思いますので、ぜひ、それぞれの候補者についてよく吟味してい
ただいて、多くの方に投票していただきたいと思っています。党としては候補
者を出しておりませんので、基本的には自重しながら、どこまで関与するかと
いうことは県連の判断にゆだねたということであります。候補者が出せなかっ
たことは大変残念ですが、いつかも申し上げましたが、考え方が合致する候補
者がおりませんでしたので、そういう意味でわれわれとしては候補者擁立を断
念した。無理に政策の違う人を推さなかったというのはわれわれの政党として
の誠意であると受け止めていただければありがたいと思います。

【記者】県外の国会議員の行動規制についてだが、先日、川内議員と会って警
告を出された際、沖縄県に行くこと自体がだめだと幹事長が言った、と聞いて
いる。常任幹事会で伝えた方針は「沖縄入りして特定の候補者を応援すること
を禁ずる」だったと思うが、沖縄に行くこと自体を禁止するのか。

【幹事長】そういうことは申し上げておりません、常任幹事会で申し上げたと
おりです。ただ、川内さんが、大会に出て、鉢巻を巻いて紹介された、これが
応援に当たるかどうかということを問われましたので、私は、それは判断しな
い。最終的には選挙が終わった上で全体の判断をする。ただ李下に冠を正さず
という言葉もあるよと、申し上げたところです。

【記者】この間ずっと、基本的には、民主党の中央としては、ある意味では傍
観者でいるのか。新しい知事と協議ができるような、新たな負担軽減策などを、
この間に出すことはあり得るのか。

【幹事長】選挙の投票日までにどうかというのは、ちょっと私はわかりません。
それは政府のほうでそういうことを考えているのかどうかですね。ただ、いま
までも負担軽減については、党としても政府としても取り組んできているとこ
ろであります。それ以上のことはちょっといま言えないと思います。いずれに
しても、新しい知事が選出されたときに、現職なのか新人なのか、それはわか
りませんが、われわれとしても信頼関係を築き、そして県民の皆さんの理解と
信頼を得ながら日米合意を進めていきたいと思っております。ただそのために
は相当な努力がいることは間違いない。現時点では、そういう状況にはなかな
かないということだと思います。

【記者】細かい確認だが、沖縄に行くこと自体は禁止するのか、しないのか。

【幹事長】禁止するということは、私はまったく言っておりません。ただ、李
下に冠を正さずと、紛らわしいことはあまりしないほうがいいですよ、という
ことを申し上げただけです。

【記者】4時からの会見で、自民党の谷垣総裁は「推薦しているわけではいな
いけれども、仲井真さんを全力で応援したい」と言った。運動、活動すること
によって、票の掘り起こしや地元への浸透度などの効果が考えられるが、今後
の沖縄県内の選挙について、アピール度などで自民党と差がつく可能性など、
何か考えていることはあるか。

【幹事長】候補者を出さなかったことは非常に残念なことだと思っております。
ただ、われわれとしては考え方が一致しませんでしたので、一致する候補者が
おりませんでしたので、それはやむをえないことだと考えております。

【記者】昼の代議士会で、玉城デニー議員が「県外からの応援をしていただけ
る気持ちで取り組んでいただきたい」と言った。その後、岡田幹事長は、それ
は常任幹事会の範囲だと言った。その理由は。

【幹事長】非常に玉城さんは言葉を選んで言われましたので、彼の思いは思い
として受け止めながら、「沖縄に来て応援してください」とは彼は言わなかっ
たし、「気持ちで」という言葉も挟んでいましたので、常幹の決めたその範囲
の中で彼は言われたと私は受け止めております。もちろん事前にも十分話をし
てきて、常幹でのあの決定になったわけですので、沖縄県連の皆さん、デニー
さんや瑞慶覧さんの話も聞いた上で、合意してああいう決定になっております
ので、それは当然の前提にしてのお話であると考えております。

○国会議員の歳費の1割削減

【記者】民主党の参院選マニフェストでは、経費2割削減になっている。1割
削減しても残りの部分がまだあると思う。それは定数削減ということになるの
か。定数削減を議論するスケジュール的なものを想定しているか。

【幹事長】定数削減がもちろん本命なんです。ただ、これはなかなかすぐに結
論は出ない、というのは、参院もいま議論していますね。衆院のほうは比例で
減らすということは明らかにしているのですが、参院のほうは具体的に明らか
になっていないということで多少時間がかかる。それから、これを国会で法律
として成立させようとすると、野党の中にも賛同をいただかなくてはならない。
野党の中には、非常に比例だけを減らすということに対して、強い反発を示し
ておられるところもあると。そういう状況で、多少丁寧にやっていかなくては
いけない。その間何もしないのかということに対して、まずは、それが暫定的
なものになるのか、恒久的なものになるのかというのは定数のほうの進み具合
にもよるんですけれども、1割削減ということをまずは打ち出してはどうかと
いうことで、提案させていただくわけです。

【記者】ネット選挙と日割りのほうは、今国会の成立を目指すということだ思
うが、歳費の1割削減についても、今国会成立を目指すのか。

【幹事長】明日議論してみないと、ちょっとどういう意見が出るかわかりませ
ん。法案だけでも出す、ということはあるかもしれません。他の野党も含めて
協議して、共通の考え方に立つ。確かみんなの党は3割削減と言っていたと思
います。共通の理解に立つことがこの国会中に果たしてできるのかどうかとい
う問題もあると思います。各党が早くまとまるならば、それは議長提案、委員
長提案ということだと思いますが、現時点では、何も申し上げることはできな
い。ただ私はなるべく早くやったほうがいいのではないかと思っております。

【記者】議員定数の削減の話は確か、総理が年内に民主党案をまとめるよう指
示していたと思う。年内というのは断念したという理解でよいか。

【幹事長】衆議院に関しては、民主党の案はまとまっているんです、マニフェ
ストにはっきり書いてありますから。実際に法律の形で通すためには、もう少
し、野党の意見も含めて伺ってみなければいけないということです。ですから
「断念」という言葉は私は、正確ではないと思います。われわれの案はもうす
でに決まっております。ただ、今の国会の状況が、与党がこれでやると言った
らそれがそのまま通る状況ではないということは、よくご存知のはずでありま
す。

【記者】先月、「いちもく会」(比例単独の1回生議員の会)の皆さんが幹事
長に、比例の削減のところで考慮してくださいと依頼したと聞いているが、そ
の依頼は全然無視して、基本的には定数削減でいくということでよいか。

【幹事長】いまのご発言は非常に、まとめ方に繊細さを欠いていると思うので
すけれども。まず「いちもく会」の皆さんの中に、そういう声があったことは
事実です。しかし、われわれはマニフェストにはっきりと書いています。もち
ろんこれから党内で議論はしますけれども、そういう意味ではやはり、マニフ
ェストというのは非常に重要だと考えております。民主党の考え方はそうです
が、それを最終的な形にするためには野党の意見も聞いてみなければいけない
ということは、申し上げたとおりであります。

○北方領土と「不法占拠」

【記者】先週の記者会見で北方領土についての話があり、幹事長は「不法占
拠」という言葉を使わないということだった。外相時代に幹事長が交渉の当事
者でもあるので、いらない摩擦を避けたいというようなことを言っていたよう
だ。どうしてそういう言葉を使わないのか。

【幹事長】国会で外務大臣としては、むしろ竹島に関して、そういう言葉を使
うべきだと言って、自民党の一部の議員から散々批判をされました。私はいろ
いろな領土問題について、交渉ごとですから、お互いに批判をぶつけ合うだけ
では物事は進みませんのでなるべくそういう表現は避けるべきだと考えており
ます。幹事長としても同じ考えです。

【記者】メドベージェフさん(ロシア大統領)の方針は、日ソ共同宣言に基づ
いて解決していきたいということできた。それが、「不法占拠」という言葉を
使わないことと関連しているのか。

【幹事長】別に直接関係しているわけではありません。ただ、お互い言葉は注
意深く選んで話をすべきであると思います。

○小沢元代表との面談予定

【記者】小沢さんの国会招致の問題だが、参院の補正予算審議を通じても野党
側は引き続き国会招致の実現を求めてくるだろう。補正予算の成立前に再度小
沢さんに会う考えはあるか。

【幹事長】プロセスはあまり申し上げないほうがいいと思います。いままで申
し上げてきたことで尽きていると思いますので。

【記者】再会談について、先日の会見では速やかに行いたいと言っていた。
「速やかに」というのはどれくらいのスパンを想定しているか。

【幹事長】そのことも含めて、私はあまり申し上げるつもりはありません。た
だ、私としてはこの国会中に何とか実現したいということは、従来から申し上
げている通りで、そういう中で、それがいつになるかということを、あまりい
ちいちお答えしていると、かえって実現も困難になる可能性もありますから、
また決まればお話したいと思います。
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