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幹事長会見記録

岡田克也幹事長/記者会見要旨 
2011年6月23日(木)16時02分〜16時35分 
編集・発行/民主党幹事長室 
 
★会見の模様を以下のURLで配信しています。 
http://asx.pod.tv/dpj/free/2011/20110623okada.asx
http://www.ustream.tv/channel/dpj-channel
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■冒頭発言 
○今後の国会運営について
 
■質疑 
○今後の国会運営について再生エネルギー法案について沖縄振興についてアーミテージ氏との会談について日米2プラス2共同発表について幹事長職について復興担当大臣について総理の意志表明についてこの1ヵ月の国会情勢を振り返って細川元総理の発言について
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■冒頭発言 

○今後の国会運営について 
 
【幹事長】今日は特に報告はありません。宴の後のような一日で、少し態勢を立て直 
して、しっかりと国会を進めていかなければなりませんが、今日は国会のほうも動い 
ておりませんので、特に申し上げることはありません。 
 ただ、やはり大事なことは、与野党間の信頼でありまして、そういう信頼関係を築 
く中で、何とかして特例公債法はじめ関連法、そして第2次補正予算及びその関連 
法、もちろんエネルギー固定価格買取制度も含めてですが、しっかりと進めていかな 
ければなりませんので、いろいろなことがありましたが、自民・公明両党の幹事長は 
じめ関係者の皆さんとしっかり話をして、物事を前に進めていきたいと考えておりま 
す。 
 
■質疑 

○今後の国会運営について 
 
【日経新聞・恩地記者】与野党で信頼関係を築いて進めていきたいということだが、 
最大の焦点は特例公債法案の扱いだと思われる。再可決が可能な60日ルールを考え 
ると、来週には採決しなくてはならない状況だと思うが、幹事長は来週中に衆議院を 
通過させるお考えか。 
 
【幹事長】今、あらゆることについて、何か断定的に言うことは避けたいと思いま 
す。成立させるためにどういうやり方があるかということは、慎重に考えていかなけ 
ればいけないと思います。 
 しかし、3分の2ルールを使うというのは、日にちも10日しかないわけですし、 
そもそも戻ってきた後、本当に可決できるかどうかという問題もありますので、いろ 
いろな要素を踏まえて考えていかなければなりません。先ほど申し上げましたよう 
に、できればそれは与野党できちんと話し合いでできる余地がないか、そのことを 
しっかりさぐっていきたいと思います。 
 公明・自民両党ともに特例公債法については成立させることを、全体のパッケージ 
の中で、いったんは約束してくれていたわけでありますし、そういったことも、私は 
事実として非常に重要なことだと思います。全体としては、この紙そのものは成り立 
たなかったわけですが、私は考え方としては、それは残っていると思っております。 
 
【共同通信・中久木記者】自民・公明両党の幹事長と進めてきた合意文書がほぼ合意 
に達しつつあった中で、民主党側から中身を変えたことで破綻した形になった。これ 
は破綻しながらも、まだ信頼関係は持続しているとお考えか。 
 
【幹事長】もちろん、両党の幹事長、井上公明党幹事長、石原自民党幹事長に対して 
は、大変申しわけなく思います。しかし、やっぱり国を思う気持ちというのは共通の 
はずですから、そういう観点で、ぜひ引き続き協議をしていただきたいと思っていま 
す。 
 
【朝日新聞・南記者】これだけ大きな3党の合意ですから、交渉役に一任されていな 
いと難しい交渉だったと思うが、最終的に総理の強い意向で、日程に関して動かすと 
いうことで合意が成り立たなかった。この結果について、幹事長としてどのように受 
け止めておいでか。 
 
【幹事長】大変、残念なことです。 
 
【毎日新聞・野口記者】今回の3党合意をつくる過程で、石原さん、井上さんと何度 
も協議を重ねたが、結局、破たんした状況になっている。両氏と個人的な信頼関係 
は、今回かなり築けたという感触はあるか。 
 
【幹事長】いや、信頼関係は傷ついたのではないですか。 
ちょっと質問の趣旨がわからなかったものですから。これで築くというのは、ちょっ 
とよくわかりません。むしろ信頼関係は傷ついたと思いますが。 
 
【日経新聞・恩地記者】幹事長は、3分の2を使うことに慎重な考えを示されたと思 
うが、70日の延長を最終的に決めたのは総理だと思うが、総理の頭の中には3分の 
2を使ってでも通してほしいという思いがあったとお考えか。 
 
【幹事長】そこは議論しておりませんので定かではありません。ただ、現実に10日 
しかないということはかなり厳しい。 
 それから、3分の2ルールというのは本当に最後の手段で、物にもよりますが、そ 
う簡単にできるわけではありませんので。衆議院のほうも数もぎりぎりですし、そう 
いう意味で、私はそこまでの意図があったとは、必ずしも受け止めておりません。そ 
れなら、そういう話があるはずです。 
 
【共同通信・中久木記者】合意文書の中に、再生エネルギー特別措置法案について、 
菅総理のもとで速やかに審議・採決に協力するというくだりがあったと思うが、この 
合意がなされていない状況だが、これは菅総理のもとで再生エネ法案の採決を目指す 
考えは変わりないのか。 
 
【幹事長】それは、当然目指したいと考えます。ただ、それは信頼関係が前提なんで 
すね。もちろん、あそこで賛成まで求めているわけではありません。採決まで至れば 
可決できるという、そういう見通しを持って、我々、ああいう文書を書いているわけ 
で、しかし、採決に至らなければ結果は出ないわけで、まず、審議に協力していただ 
かないと採決はできないわけです。その前提は信頼関係。そういうものを早く取り戻 
さないと、いろいろな形で採決に持っていけないことになりかねないと思います。非 
常に厳しい状況だと思います。 
 
【中日新聞・関口記者】信頼関係を取り戻すことが前提ということだが、この「取り 
戻す」の主語は誰なのか。岡田幹事長なのか、それとも菅総理か。 
 
【幹事長】まずは幹事長間ですね。信頼関係を取り戻さなければいけないということ 
です。あとは党ですね、党対党。これも傷ついていますから、いくら石原幹事長や井 
上幹事長が主張しても、それが党全体のものになるかどうかという問題もありますか 
ら、そういう意味で、まず幹事長間の信頼関係を取り戻しながら、党対党の信頼関係 
もしっかりとつくっていく必要があると思います。 
 
【産経新聞・千葉記者】幹事長は「信頼関係」という言葉を強調されているが、与野 
党間だけではなくて、執行部と総理との間の信頼関係も問われてくるかと思う。会期 
延長をめぐる一連の出来事を見ていると、第三者的には信頼関係が保たれているのか 
疑問を持たざるを得ない。執行部と総理との間の信頼関係は保たれているとお考え 
か。 
 
【幹事長】それは当然です。 
 皆さんの報道を見ていて私がちょっと違うなと思うのは、私や執行部が(総理に) 
辞める時期を明示するように迫ったと書いておられるところが多いのですが、それは 
全くの間違いです。そういったことは1度もありません。前から申し上げているとお 
り、いつ辞めるかは総理大臣自らが決めるべきであって、周りがとやかく言うべきで 
はないと。このことは繰り返し申し上げているわけであります。 
 ただ、申し上げてきたことは、3つの条件といいますか、どうしてもやりたいこと 
が総理にはあるということであれば、そのことをしっかりと言われるべきだと。その 
ために身を捨ててでもやるべきだということは、はっきり言われたほうが、それだけ 
求心力も出てくるのではないか。国民の皆さんの理解も得られるのではないかと。そ 
ういうことを申し上げてきたわけであって、いつ辞めるとか、何月に辞めるとか、そ 
ういうことを我々議論しているわけではありません。それははっきり申し上げておき 
ます。 
 
【時事通信・中西記者】自公との幹事長会談で、3次補正について「新首相のもと 
で」ということになっていたと思うが、それが「新体制のもとで」という言葉に変 
わった。「新体制」という言葉の意味について、あらためてお聞かせください。 
 
【幹事長】それは新体制です。それを解釈する立場に私はありません。新体制は新体 
制です。 
 
【時事通信・中西記者】輿石参議院会長は、この「新体制」という言葉について、新 
しい首相のもとで対応すると理解するのが正常だとおっしゃっている。執行部間で認 
識は共有されているか。 
 
【幹事長】いろいろな解釈はあるかもしれませんが、紙に書いてあるのは「新体制」 
ですので、それ以上でもそれ以下でもないと言うしかないと思います。 
 
【朝日新聞・南記者】幹事長は、交渉当事者で紙の作成にも携われたが、「新しい体 
制」という文言で自公両党に提示するに当たっては、内閣改造などを「新しい体制」 
としてとらえることを念頭に置かれていたのか。 
 
【幹事長】特に考えておりません。総理が「こういう表現でお願いする」と言われた 
ので、私は「わかりました」と申し上げたわけで、その間にそれ以上の会話はありま 
せん。総理が最終的に望まれるということであれば、それを実現するのが幹事長の仕 
事だ、役割であると考えて、中身は詳しく議論しておりません。 
 
【NHK・広内記者】当初は「新しい総理大臣のもとで」となっていたが、そうする 
と3次補正について提出・成立するときには、そこまで菅総理が意欲を持っていると 
いうことはないということか。 
 
【幹事長】ちょっと質問の趣旨がよくわからないのですが。 
 
【NHK・広内記者】もともと、幹事長が「新しい総理のもとで」と書いたのは、菅 
総理が3次補正を提出・成立するまでの意欲はないので「新しい総理のもとで」と書 
かれたのか。 
 
【幹事長】意欲というのはご本人に聞いていただかないとわかりませんから、それ 
は、私はお答えする立場にはないと思います。 
 ただ、はっきりと書き分けてあったわけですが、私自身はその紙を作成したとき 
は、当然の前提として、3次補正について議論は既に始まっているわけです。これか 
ら基本指針を復興基本法に基づいてつくって、そしてまさしく中身を議論していかな 
ければいけません。これは大きな補正ですから、時間もかかります。そういうことは 
もちろん、今やるわけですが、より本格的な議論というのは、これは新しい総理のも 
とで、というのが私の頭の整理でした。それが変わったのか変わらないのかというこ 
とはわかりません。表現は「新たな体制のもとで」と変わりました。 

○再生エネルギー法案について 
 
【フリーランス・安積記者】首相は「過去30年の思いがある」と、ブログ等で再生 
エネルギー法案についての思いを述べているが、昨日、関西のテレビで、首相と志を 
同じくして「さきがけ」を結成された田中秀征氏が、「40年近くつき合いがある 
が、そういう話は聞いたことがない」とおっしゃっていた。幹事長は以前から、再生 
エネルギーについて、首相がかなり強い思いを持たれていたという印象をお持ちか。 
 
【幹事長】あまりこの議論はしておりません。ただ、G8サミットに総理が行かれる 
前に、私のほうは、自然エネルギーを推進するためには具体的な手段として3つある 
わけですが、その中の排出権取引制度はまだ政府として答えを出しておりませんが、 
税と、今回の固定価格買取制度、この2つは法案として国会に既に出しておりますの 
で、これをぜひ成立させる必要がある。そういう具体的手段がなければ、自然エネル 
ギー導入と言っても、お題目になってしまうと。そこはぜひお願いしますということ 
を申し上げました。総理も「それはそのとおりだね」と聞いていただいていたと記憶 
しております。 

○沖縄振興について 
 
【琉球新報・仲井間記者】大島敦沖縄政策PT座長ともお話しされたと思うが、沖縄 
県が要望している一括交付金について、幹事長はどのようにお考えになっているか。 
県は、額としては3000億円規模、内容も国の直轄事業分まで盛り込んでという要 
望をしているが。 
 
【幹事長】これは今、議論中です。しかも党で決めるというより、政府が最終的には 
決めなければなりませんし、額の問題になれば、これは12月の予算編成期の問題で 
すので、それをあまり先取りして言わないほうがいいと思います。 
 ただ、知事にも申し上げましたように、そういった一括交付金についての沖縄県の 
強い期待といいますか、考え方、それはよく理解しておりますので、政調で大島さん 
を中心に、具体的にいろいろとご議論いただき、そういうものを踏まえて、沖縄政策 
協議会の座長として、党としての考え方を最終的に取りまとめ、政府に対して申し入 
れをしたいと考えております。 
 来週にはそういうことが実現できるのではないかと思っています。中身は今ちょっ 
と申し上げられません。 

○アーミテージ氏との会談について 
 
【世界日報・早川記者】先日、アメリカのアーミテージさんと会われたと思うが、そ 
の中でおそらく日米安保の問題と復興プロジェクトについて話し合われたのではない 
かと思うが、具体的にどのような話だったか。 
 
【幹事長】そういう個別の会話について公の場でお話しすることは適切でないと、私 
は考えています。非常に有益な意見交換が行われたと思います。 

○日米2プラス2共同発表について 
 
【日経ビジネス・森記者】昨日の2プラス2の共同発表についての評価を伺いたい。 
 
【幹事長】ようやくまとまったことにホッとしております。私が外務大臣のときから 
議論は進めておりました。現状の認識、そして共通戦略目標から始まって、現時点に 
おける考え方がきちんと整理されたことは歓迎すべきことであると思います。 
 
【フリーランス・安積記者】北澤防衛大臣が、辺野古案に戻ったことについて「政権 
交代による民主主義のコスト」と表現された。大臣のこの発言についていかがお考え 
か。 
 
【幹事長】どういう脈絡の中で出てきた発言かというのは、私、確認しておりません 
ので、そのことそのものにはコメントいたしません。 
 ただ、私は日米合意をつくった当事者ですが、もちろん北澤さんにも必要なときに 
は相談しておりましたが、これはその案が最善であるという判断で合意しております 
ので、それが「コスト」だとか、そういう考え方はちょっと理解が、今のご発言を聞 
く限りでは理解できないというか、よくわからないということです。 

○幹事長職について 
 
【日刊スポーツ・中山記者】冒頭、幹事長は「宴の後のようだ」とおっしゃったが、 
幹事長として総理を支えることの難しさをあらためて実感されたのではないかと思う 
が、感想をいただきたい。 
 
【幹事長】そう難しくは考えておりません。とにかくしっかり支えるのが幹事長の仕 
事であると私は思っていますので。組織の中で働いた経験を持ちますので、そのこと 
自体が難しいとは思っておりません。もっと難しいボスを支えたことも何度もありま 
すので。誰とは言いませんけれども。 
それは私が政治家になる前のことも含めて言ったので、誤解なきように(笑)。 

○復興担当大臣について 
 
【朝日新聞・南記者】復興基本法の成立に伴って復興担当大臣を置く必要が出てくる 
が、この大臣は専任大臣を置く必要があるとお考えか。また、それに伴って内閣改造 
をすることの是非についてはどのようにお考えか。 
 
【幹事長】これは総理がいろいろ考えておられるところですので、私があまりコメン 
トしないほうがいいと思います。時間が来ればいろいろなお話はあるだろうと思って 
います。 
 
【日経新聞・恩地記者】既に総理が遠からずのうちの退陣を表明している中で、もし 
この段階で改造するとなったら、その是非についてはいかがか。 
 
【幹事長】「遠からず」というのはちょっと言い過ぎだと思うんですね。 
 それから、それがどういう中身になるかということもはっきりしておりませんの 
で、あまり仮定でものを言わないほうがいいと思うんですね。 
 少なくとも1人、復興担当大臣を指名することは、これは最低限必要なことで、そ 
うなれば中でやりくりするならいいですが、そうでなければ1人おかわりいただく必 
要も出てくるわけですから。それが1人で済むかどうかということの、こういうこと 
を考えているということをはっきりと聞かないとコメントしようがないわけですね。 
そういうことがはっきりしない段階で、いろいろなことを言わないほうがいいと思い 
ます。総理からそういった考え方が示されれば、私の意見は申し上げようと思ってお 
ります。 

○総理の意志表明について 
 
【中国新聞・荒木記者】幹事長は、総理がこれから何を成し遂げたいかを示す必要性 
に言及されていた。その場合には記者会見を開いて本人の口から説明することも必要 
かと思う。今回の総理との話の中で、記者会見について総理はどう考えているか話は 
あったか。 
 また、両院議員総会で、党内に向けての説明も必要なのかと思うが、いかがお考え 
か。 
 
【幹事長】まず両院議員総会の日程は、なかなか今週は難しそうだと。総理も今日は 
現に沖縄に一日行っておられるわけですし、来週に残念ながら延びそうだということ 
です。よく総理の日程を調整したうえで決めたいと思っております。 
 いずれにしてもその場になるのか、それ以前に記者会見など開かれるのか、私は承 
知しておりませんが、やはり国民に対して、会期が70日延びた中で、総理大臣とし 
てどういったことをしっかりやりたいのかを発信されたほうがいいと思っています。 
 先ほど3つ申し上げましたが、これは国会におけるテーマでありまして、それ以外 
にも大震災への対応、特に原発への対応とか、それから外交もあるわけですから、そ 
ういうものについてはっきりと自らの考え方を述べることが求心力につながってくる 
と私は思います。 
 あまりそれを力強く述べると、また「延命か」とか書かれるところがあるかもしれ 
ませんが、そういうことではなくて、やはり総理大臣としてしっかりやっていただく 
と。辞める時期はご自身がお決めいただければいいわけですが、それまでは総理大臣 
として全力でやっていただくことが私は非常に大事なことだと思います。 
 
【産経新聞・千葉記者】菅総理に対する野党からの信頼関係が完全になくなってし 
まっていて、下で働く立場としてはなかなかつらいものがあるのではないか。今後、 
菅総理をどう支えていくか、心構えをお聞かせいただければ。 
 
【幹事長】心構え……(笑)、それは簡単にはなかなか言えないですね。 
 ただ、ナンバー2というか、幹事長というのは一生懸命支えることが仕事ですか 
ら。しっかりやっていきたいと思います。 
 
【フリーランス・安積記者】前回の会見で、「来年の今ごろに私が幹事長をやってい 
るとは誰も思わないだろう」とおっしゃったが、全面的に支えるというのは、ある程 
度期間が決まっているとお考えか。 
 
【幹事長】一定のめどがつけば自ら身を引く、正確には、次の世代に引き継ぐとおっ 
しゃっているわけですから、それが1年だと思っている方はまずいらっしゃらないの 
ではないでしょうか。そういう意味で申し上げました。菅総理ご自身のね。総理とし 
てとどまる時期がこれから1年あるというのは、私は少ないように思いますが。いず 
れにしても幹事長というのは全力で支えなければいけませんので。1年というのは少 
し長過ぎますよね、私にとりましても。 

○この1ヵ月の国会情勢を振り返って 
 
【朝日新聞・南記者】内閣不信任案の騒動から1ヵ月くらい総理の辞任時期が焦点に 
なり続けた国会情勢について、どのように総括されるか。 
 
【幹事長】もちろん、野党は一刻も早くということでやってくるのはわかります。た 
だ、いつ辞めるのかということは、むしろメディアの皆さんが、そのことに非常に関 
心を持って、連日問い合わせもされたり、記事にされたりしたわけです。いまだに、 
先ほど言いましたように、いつ辞めるべきかということを私は1度も申し上げたこと 
はないのですが、私がいつ辞めるべきかで迫ったという記事も各紙で書かれているわ 
けで、これらは完全に事実に基づかないというか、事実と違う報道をされているわけ 
です。そこは十分に考えていただきたいと思います。 
 私は、何度も繰り返しますが、いつ辞めるかということはご本人が基本的に決める 
ことであると。しかし、既に代議士会でご自身の発言がありましたから、そういつま 
でもやるとは誰も思っていない。じゃあ何をやるべきかをしっかり語ることが、求心 
力を持って一国の首相としてやっていくために必要であると、私はそういう基本的考 
え方に基づいて進めてきております。そのことに尽きると思います。 

○細川元総理の発言について 
 
【フリーランス・安積記者】昨日のテレビで田中秀征氏が言っていたが、出演直前に 
細川元総理から電話があり、細川氏が「あきれましたね」とおっしゃったらしい。そ 
ういう感想について幹事長はどうお考えか。 
 
【幹事長】細川元総理がそう言われたのかどうかはわからないですよね。ですから、 
それは直接確認しないと物は言えないと思います。今度ジムでお会いしたら、そのと 
きに確認してみたいと思います。 
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