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幹事長会見記録

輿石東幹事長/記者会見要旨 
2012年4月2日(月)17時41分〜17時58分 
編集・発行/民主党幹事長室(項目ごとに編集しました) 
 
★会見の模様を以下のURLで配信しています。 
http://www.ustream.tv/recorded/21542519
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■冒頭発言
○新年度にあたって

■質疑
○社会保障と税の一体改革について日本医師会会長選挙について党公認候補の擁立について
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■冒頭発言 

○新年度にあたって 
 
【幹事長】最初にお断りをしておきたいと思います。18時10分から政府・民主三 
役会議を官邸でセットしてありますので、質問も簡略にお願いしたい。 
 私からは、4月2日、いよいよ新年度が今日から実質スタートするということで、 
社会保障と税の一体改革の閣議決定と法案提出もなされました。本格的に議論も始ま 
るでしょうから、しっかりやっていきたい。以上であります。 
 
■質疑 

○社会保障と税の一体改革について 
 
【NHK・長谷川記者】先週金曜日に鈴木克昌幹事長代理が幹事長に対して役職の辞 
意を伝え、今日、輿石幹事長も鈴木さんらと断続的にお会いになったと思うが、現時 
点での辞表の提出はあったのか。 
 
【幹事長】いや、私は何か受け取っておりません。 
 
【読売新聞・小坂記者】消費税法案の国会提出をめぐって、先週は森ゆうこ文部科学 
副大臣ら政務三役4人が官房長官に辞表を提出した。辞表は官房長官預かりになって 
いるということだが、こうした事態についての幹事長の受け止めを伺いたい。 
 
【幹事長】これは、それだけ消費税の問題は国民生活に直結しますし、大変な課題だ 
ということでしょう。だから真剣に議論した結果の1つのあらわれでもあろうかと 
思っています。 
 
【テレビ朝日・澤井記者】消費税法案の事前審査を、幹事長からの指示もあり丁寧に 
議論した結果、閣議決定にこぎつけたと思う。その決定に従うのが政権与党としての 
責任かと思うが、それができていないことを幹事長としてどう受け止めているか。あ 
わせて、幹事長として党をまとめる立場の責任についてはどうお考えか。 
 
【幹事長】「党をまとめる責任をどう思うか」、何も責任を感じませんという話では 
ないでしょう。それから「党内が1つにまとまって丁寧にやってきた結果が、まだそ 
ういうあれがあるじゃないか」、それはあってしかるべきだし、だからといって、そ 
れが大きな問題になっていると思っていません。 
 
【朝日新聞・田伏記者】法案をどこの委員会で議論するかも含めてまだ決まっていな 
いが、法案の審議のタイミングはどのあたりの見通しか。 
 
【幹事長】今ご指摘のあったように、どこでやるか、から決めていかなければならん 
でしょう。そういうことも含めて、今日の政府・民主三役会議でも当然議論してまい 
ります。 
 
【中日新聞・岩崎記者】先週金曜日に鈴木幹事長代理は口頭で辞意を伝えたというこ 
とだが、幹事長が慰留して、それはもうおさまったという理解でよろしいか。 
 
【幹事長】いや、おさまるとかおさまらないという問題ではなくて、そういう考えを 
持っていると言うから、「それは承りましたけれども、続けてやってもらいたい」、 
こういうことで今日の役員会にも出てもらって、司会をやっておられます。 
 
【テレビ東京・宇井記者】今日、木内孝胤衆議院議員が離党届を提出したが、この受 
け止めと、今後この離党届の扱いについてどのようにお考えか。 
 
【幹事長】これも国会内の党事務局のほうで受け取ったと聞いていますが、まだそれ 
への対応は今のところ何らしていません。それへの受け止めは、これはぜひ残って一 
緒にやってもらいたいということですね。 
 
【時事通信・市川記者】鈴木幹事長代理と樋高副幹事長については、辞意はもう撤回 
されたと理解してよろしいか。 
 
【幹事長】提出したとか撤回したとか、そういうレベルの話ではありません。金曜日 
に確かにそういうふうに、鈴木代理の言葉で言えば「私は署名活動もした。そういう 
責任も感じている」と、こう言われたから、それはもう過去のことであり、それはそ 
れとしてということで、ここまで来たのだから続けてやってほしいと。そういうやり 
とりをしたということです。 
 
【時事通信・市川記者】では、鈴木幹事長代理と樋高副幹事長のお2人は今後も職責 
を全うされると理解してよろしいか。 
 
【幹事長】「全うしていただきたい」という意向を伝えているということです。 
 
【日経新聞・黒沼記者】法案の審議入りについて、国対の幹部は5月の大型連休明け 
の審議になるのではないかという意向を野党の幹部に伝えているが、幹事長としても 
同じ認識か。 
 
【幹事長】いえいえ、それは先ほど朝日新聞からも質問があったように、どこで審議 
をするのか、いつから入れるのかというのは国会情勢も見ないとわからないでしょ 
う。そんなこと、簡単に言える話じゃないと思いますよ。郵政の法案はだいぶ見通し 
が立ったと聞いております。今日の役員会でもそういう報告が国対委員長からありま 
した。そういうものを精査して、できるだけ早く審議に入っていくということでしょ 
う。 
 
【TBS・加古記者】一斉に役職の辞意を表明したり離党者が出たり、これは幹事長 
の想定内のことか、それとも想定外だったか。 
 
【幹事長】想定内とか想定外とか、そういう話ではないでしょう。そういうことが現 
実に今、出てきたということですから、それにどう対応していくかを考えていくとい 
うことで、想定していたとか想定していないとか、そういう話ではありません。 
 
【読売新聞・小坂記者】消費税法案の審議について、先週末に自民党の石原幹事長 
は、自民党が法案に協力する条件として、「小沢元代表と決別すること」、「話し合 
い解散を確約すること」、「その2点で輿石幹事長が党内をまとめること」、という 
3条件を挙げた。この3条件についてどのようにお考えか。 
 
【幹事長】自民党が挙げてきた3条件を、私が考える必要はないでしょう。 
 
【読売新聞・小坂記者】その実現の可能性についてはどのようにお考えか。 
 
【幹事長】いや、そんなこと毛頭考えていません。 
 
【NHK・長谷川記者】鈴木幹事長代理らの件について、幹事長は現段階で慰留に努 
めている、説得を続けているということだが、今後鈴木さんらが辞めたいと言って 
も、基本的には認めないお考えか。 
 
【幹事長】「辞めると言うのに、辞めさせない」、なんか言葉のやりとりがそう聞こ 
えるけれども、辞めさせるとか辞めるとか、そういう話ではないでしょう。一緒に 
やってきている同志だから、それはお互いに話し合っていくということです。 
 
【新潟日報・井川記者】辞表を出された政務三役の4人についても、幹事長としては 
職責を全うしてもらいたいとお考えか。 
 
【幹事長】それは当然ですね。政府と一体になって、今の体制できちんとしていきた 
い。それは総理も私も同じだと思っています。 
 
【産経新聞・坂本記者】法案提出に対する異議の声が党内にもあるが、幹事長として 
は今国会での成立を目指して今後も進めていく考えに変わりはないか。 
 
【幹事長】党内で誰か、この国会で成立しなくてもいいと言う人がいたら、見つけて 
いただきたい。 
 
【中日新聞・岩崎記者】今回の政務三役や党役職の辞任の動きについて、「大きな問 
題になっているとは思わない」とおっしゃったが、今後、法案の審議や採決と進むに 
従って、これが火種になることに注意して党内をまとめていかなければいけないとお 
考えか。 
 
【幹事長】冒頭にも「こういうことに対して幹事長、あんたの責任はどうなのか」と 
いうご質問があった。当然、党内を一致結束、まとめていくのが私の最大の任務であ 
り、幹事長を受けたときに「一致結束」「情報管理」「自らの発言に責任を持と 
う」、この3つは私が幹事長を受けた条件でもあるわけですから、党内一致結束に向 
けて汗をかいてまいりたいと思っています。 
 
【毎日新聞・高橋記者】小沢元代表のグループの方がそういった辞任という行動を起 
こしているが、幹事長として小沢元代表と話し合いの場を持ち、説得されるお考えは 
あるか。 
 
【幹事長】いや、説得するとかしないとかという話ではないでしょう。必要があれ 
ば、元代表にも会ってお話しする機会があれば、やりたいと思っています。 

○日本医師会会長選挙について 
 
【日経新聞・黒沼記者】昨日の会長選挙で現職の原中さんが敗れ、次期会長が横倉さ 
んに決まった。民主党寄りの立場で活動を続けられた原中さんがかわることに対する 
受け止めと、今後、民主党と日医のかかわりに影響が出るとお考えか。 
 
【幹事長】先ほど役員会の前に原中前会長もあいさつに来てくれました。今後も連携 
をとり、お互いに日本の医療の発展のために頑張ろうと、そんな言葉を交わし合いま 
した。新しく横倉さんが会長になったことに対する対応は、これからでしょうから、 
新会長とどういうスタンスでどういう対応ができるか、これは今後の課題としてやっ 
ていけばいいと思っています。 

○党公認候補の擁立について 
 
【フリーランス・宮崎記者】今まで国政選挙の公認候補は党本部主導で決めることが 
多かったが、愛知6区、高知1区、また来年の参議院選挙に見られるように、県連で 
公認候補を立てるという、民主党として新しい段階に入ったかと思う。今後の国政選 
挙に向けてどういった形で公認候補をつくっていくのか。 
 
【幹事長】党本部と県連との関係にかかわる話だと思います。過去も実戦部隊は県連 
ですから、そこを無視して党が一方的に公認したことはありません。両方の協議のう 
え、基本は県連、地元の方々がどうやっていくか。そして県連でどうにも決まらな 
い、前回は複数配置のときその調整とか、そういう候補がないときに、こちらから 
「これでいかがか」と、そういうことはあったが、基本的な考え方は変わっていませ 
ん。したがって、22日の全国幹事長・選挙責任者会議でもその辺をきちっと明確に 
してまいりたいと思っています。
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