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幹事長会見記録

輿石東幹事長/記者会見要旨
2012年4月23日(月)16時00分〜16時14分
編集・発行/民主党幹事長室

★会見の模様を以下のURLで配信しています。
http://www.ustream.tv/recorded/22066374
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■冒頭発言
○記者会見時刻の変更について全国幹事長・選挙責任者会議、全国政策担当者会議を開催党役職者の辞任について

■質疑
○党役職者の辞任について社会保障と税の一体改革について小沢元代表について議員のブログ・ツイッターの利用について国会審議の状況について衆議院の選挙制度改革について
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■冒頭発言

○記者会見時刻の変更について

【幹事長】18時という記者会見の定刻を変更させてもらったのは、鷲尾悦也
元連合会長の「お別れの会」が夕方予定されています。そんな関係でこの時間
帯にさせてもらいました。

○全国幹事長・選挙責任者会議、全国政策担当者会議を開催

【幹事長】昨日、全国幹事長・選挙責任者会議、それに先立って全国政策担当
者会議も行いました。その折に確認されたのが「この国難とも言うべき諸課題
に、党は一致結束し一枚岩でやっていってほしい」ということだったと思いま
す。それから、いろいろな課題にまだまだ国民の皆さんの理解が十分でないの
で、正しい情報を広報あるいは対話集会等で徹底してほしいと、この2点が特
徴的だったかなと思っています。

○党役職者の辞任について

【幹事長】前回の記者会見でも「党の役員を辞任したいという人たちの申し入
れ、これもぼつぼつけじめをつけ、結果を出さなければいけない。間もなくそ
ういうことにいたします」と申し上げて、きょう、これも17時からの役員会
で処理をしてまいります。

■質疑

○党役職者の辞任について

【朝日新聞・田伏記者】このタイミングで決められる理由と、後任の人事方針
について伺いたい。

【幹事長】「このタイミングで」というのは、いろいろ考えてこのタイミングに
しました。交代するとすれば、その後任は当然考えています。

○社会保障と税の一体改革について

【NHK・長谷川記者】野党側は問責決議案をきっかけに、2閣僚の交代がな
いと一体改革の審議には応じないと言っているが、この2閣僚は国土交通大臣
と防衛大臣で、一体改革の所管閣僚ではない。所管閣僚でない大臣の交代を条
件として一体改革の審議に応じる、応じないと言っている野党側の姿勢につい
てはどのようにお考えか。

【幹事長】今、長谷川君も指摘してくれたように、2閣僚の問責、その閣僚と
は直接関係のない社会保障と税の一体改革、それも審議拒否をするというのは
いかがなものかと、そういう意味合いがあっての質問だと思いますが、私もそ
う思うので、その辺は問責を打った野党側の皆さんのことですから、どう対応
されるのか、それは静かに待ちたいと思っています。

【毎日新聞・高橋記者】自民党がもし来なかった場合でも、24日に特別委員
会を設置する方針に変わりはないか。

【幹事長】今、そういう方向で断続的に、国対委員長からもちょっと中間報告
でお聞きをしていますと、そういうことでお互いに行ったり来たり意見交換を
しているのではないですか。それを静かに見守っております。

○小沢元代表について

【読売新聞・小坂記者】きょう小沢元代表のグループの方々を中心に、検察審
査会のあり方について調査を求める署名を衆参議長に提出するという動きがあ
った。今週の小沢元代表の判決直前のこうした動きについては、司法に対する
立法府の圧力になり得るのではないかという指摘も今後出てくるかと思う。幹
事長はこの動きをどのようにごらんになっているか。

【幹事長】そういうことを衆参議長に要請する人たちの目的というか、このタ
イミングでと、こういう質問の中身があったが、それはその方々に聞いてもら
えばわかる話でしょう。私が答えるものでもないでしょう。
 検察のあり方というのは、法務省にもそういう研究会があるわけで、それか
ら第三者でこういうことをきちっとやったほうがいいではないのかと、ジャー
ナリストの江川紹子さんとか、郷原弁護士なんかも同じようなことを言ってい
ますね。それはそれとして、そういう事実があったことは承知しています。

【時事通信・市川記者】26日の判決で無罪なら処分解除の手続きを進めると
いう考えを幹事長は示されているが、一方で前原政調会長は三審制の判決確定
後が望ましいという考えを示されている。幹事長としては、26日の判決で無
罪なら処分解除というお考えに変わりはないか。

【幹事長】自分の考えがコロコロ変わったり、それのほうがおかしいでしょう。
しかし、前原政調会長が言われたというのは、党員資格停止という処分をした
ときにいろいろな意見があって、「裁判が終わるまで」と、そういう意味のこと
を言われたんでしょう。それはそれでごもっともな意見として、いいんじゃな
いですか。
 「ごもっともな意見だからいいんじゃないですか」と言ったら小坂君(記者)
が首をかしげたが(笑)、「じゃあ幹事長の意見と政調会長の意見は違うじゃな
いか」
と。それはそうも見えるでしょう。そのことを踏まえて、まだ仮定の話ですか
ら、そういう事実が現実に出てきたときに協議をし、手続きをとって、結論を
出していけばいいということです。少し解説しました。

【朝日新聞・田伏記者】逆に、有罪が出た場合はどのように対応したいとお考
えか。

【幹事長】仮定の話はコメントしません。

○議員のブログ・ツイッターの利用について

【フリーランス・安積記者】民主党の中で、ブログとかツイッターを慎めとい
う通達が出され、それに対して、三宅雪子議員などツイッターをかなり多用さ
れている議員が反発している。こうしたツイッターやブログのような、ネット
を媒体とした議員の表現ツールについて、幹事長はどのようにお考えか。

【幹事長】それは当然、情報公開の時代にこういうことをやっていけないと制
限したとか、そういうことは簡単に規制するものではないでしょう。「気をつけ
てください」ということを文書で出した人たちも、そういう意味でやったので
はなくて、誤解を招くようなことをやったら党内も混乱するし、有権者の皆さ
んの混乱も招くと。だから、そういうことは慎みましょうと、こういう話でし
ょう。

○国会審議の状況について

【産経新聞・坂本記者】問責が出された2閣僚に関連して国会審議が止まって
おり、与野党で調整されていると思うが、これに関して民主党側から何か新た
な提案をしたり、妥協策を模索するようなことは幹事長はお考えか。

【幹事長】先ほどから私が申し上げているように、今、国対委員長間でどうす
るかという話も行われていることは事実です。だけれども、私どもは問責を打
ったほうではない、打たれたほうです。だから、こちらは何もしませんと。打
っていただいたほうの皆さんの出方を見なければいけないだろうし、いろいろ
な提案があったらそれには応じていったほうがいいよということは、国対委員
長に申し上げた。こちらから具体的な提案はしません。

○衆議院の選挙制度改革について

【毎日新聞・高橋記者】民主党としては「0増5減」と「比例定数80削減」
をセットで解決していきたいという方針に変わりはないか。「0増5減」を先行
させるお考えはないか。

【幹事長】「0増5減」、これは「一票の較差」是正という分野の提案ですね。
定数削減、こっちは比例を80削減しましょうと。この考え方は変わっていま
せん。明日にも協議会で樽床座長のもとにやってくれるでしょう。それも見て
いかなければいけないでしょう。だが、これはいつまでも、6月21日までの
会期に何の結論も出さなかったということは許されないことも事実ですから、
そういう意味では「何も決めない、決められない国会」でいいのか、そんな無
責任な政権与党でいいのかということは当然問われてきますから、そのことも
踏まえて考えていきたいと思っています。

【NHK・長谷川記者】前回、樽床座長が私案を出したときに、連用制を視野
に入れて検討するという表現だったと思うが、今回、樽床座長があらためて提
案する際も連用制を取り入れた考えになるのか。

【幹事長】連用制、連用制って、連用制を視野に入れて検討するなんて樽床座
長が提案したことはないよ。「連用制を採用すべきだと、少数政党からそういう
ご意見があった」ということを括弧書きにしているんです。その事実を書いて
いるだけで、私案の中でそういうことをこちらがやりたいとか、そう考えてい
ますという意味合いではないでしょう。そこは正しく受け取らなければおかし
い。
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