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幹事長会見記録

輿石東幹事長/記者会見要旨
2012年7月2日(月)18時00分〜18時17分
編集・発行/民主党幹事長室
       
★会見の模様を以下のURLで配信しています。
http://www.ustream.tv/recorded/23717151

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■冒頭発言
○小沢元代表等の離党届提出について

■質疑
○小沢元代表等の離党届提出について
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■冒頭発言

○小沢元代表等の離党届提出について

【幹事長】衆議院で38人、参議院で12人、今回の社会保障と税の一体改革、
これをめぐって党を離れたいということで離党届が出されました。
 この問題については、私と総理にこの対応を一任していただくということは、
前回の役員会・常任幹事会でもその方針は確認していただいております。きょ
う定例の役員会でも再度その確認を行いました。
 総理が、きょうは役員会に初めて、総理大臣としてというよりも民主党の代
表として、「この民主党の危機というよりも日本の政治の分岐点になる、そう
いう大きな問題になりかねない、この大きな山をきちんと皆さんと一緒に乗り
越えていきたい」と。そういうことで「役員の皆さん、よろしく」と退席され
ました。それ以上でも以下でもありません。
 今後、私自身も、その対応を任されたわけですから、できるだけ早く結論を
得るように頑張ってまいりたいと思っています。

■質疑

○小沢元代表等の離党届提出について

【読売新聞・小坂記者】幹事長はこれまで党内融和を第一に考えて党運営をし
てきたと思うが、こうして50人に上る方が離党届を出す事態に立ち至ったこ
とについての受け止めをまず伺いたい。

【幹事長】それはきっと私や総理がどういうふうに考えているのか、こういう
出来事が起きたのでと、そういう意味合いかもしれませんが、それは他の人に
とやかく言っていただく話ではなくて、自分で考えればいい問題だと思ってい
ます。

【毎日新聞・高橋記者】きょうの役員会では、まだ離党届を受理することを決
めたわけではないということでよろしいか。

【幹事長】それも含めて、一切、私と総理にお任せをいただくということであ
ります。

【朝日新聞・田伏記者】慰留はすることになるのか。

【幹事長】慰留?

【朝日新聞・田伏記者】それぞれの議員を引きとめていかれるか。

【幹事長】今、離党届を出された人に慰留をするのかということ?それはしま
せん。

【フリーランス・安積記者】本日、撤回の方が2名おり、その前に山田正彦議
員が幹事長のところに来たと聞いている。今後撤回が出るかもしれないという
期待というか予想は幹事長はお持ちか。また、撤回できる期間というか、どの
ぐらいまでは待つというようなことはあるか。

【幹事長】撤回?何を撤回するの?

【フリーランス・安積記者】離党届を出している方が、離党はやめたいと。

【幹事長】離党はとどまりますと、そういうことがあるのかないのかと。それ
はご本人に聞いてもらわなければわかりません。

【フリーランス・安積記者】処分するまでは撤回は受け付けるということか。

【幹事長】まだ、「処分」とかそういう言葉を私も総理も使っておりません。

【日経新聞・黒沼記者】今回、離党届を提出した方に個別に事情を聞く考えは
お持ちか。

【幹事長】必要があれば聞きましょう。特に考えておりません。

【読売新聞・小坂記者】慰留は特にしないというお考えだが、これは受理の方
向で考えていくのか、あるいは受理せずに処分という方向で考えるのか。

【幹事長】それを今お答えする必要はないと思います。先ほど申し上げたとお
りであります。

【毎日新聞・高橋記者】幹事長は「党を割らない」「党内融和」を大事にして
ここまで来られたが、50人の離党者が出ることでそれがかなわなかったこと
について、幹事長の責任をどう考えているか。

【幹事長】それは先ほど小坂君が言った意味合いと同じだと思います。他の人
からどうするなどということを言われる話ではないでしょう。それはお聞きし
ておきましょう。

【中日新聞・岩崎記者】さらに離党者が増えると政権運営にも致命的になると
思う。離党者をさらに出さないために具体的にどういうことをされるお考えか。

【幹事長】いや、特別に対策はありません。

【共同通信・河内記者】過去には、離党して新党を立ち上げた場合、除籍処分
にしたケースがあると思う。今回、小沢さんが新党を立ち上げた場合は除籍処
分になるか。

【幹事長】そのことを先ほどから申し上げているじゃないですか。そのことは
まだ決めていないし、申し上げませんと。

【フジテレビ・羽山記者】フジテレビと産経新聞の世論調査で、厳しい処分を
求める声が7割近くに上っている。この数字についてどのように受け止めてい
るか。

【幹事長】それはそれでいいでしょう、はい。

【読売新聞・小坂記者】こういう事態に至ったことで、幹事長の職を辞する可
能性は、幹事長のお考えの中にあるか。

【幹事長】それは、言う必要はないと思います。

【テレビ朝日・澤井記者】幹事長が間に入った形で、総理と小沢元代表との3
者会談が行われたが、そこで「党を割らない」という約束をしていたにもかか
わらずこういうことになってしまった原因は、幹事長としてどのようにお考え
か。

【幹事長】原因はわかりません。わかっても、申し上げる必要はないと思いま
す。

【TBS・加古記者】先週、幹事長は小沢元代表と3度にわたって会談を行っ
たが、結論を出すのに週をまたぐ必要はあったのか。何か狙いはあったのか。

【幹事長】理由?何もありません。成り行きです。

【テレビ朝日・澤井記者】小沢元代表ときょうも会談があるのではないかとい
う話があったが、それがなかった理由と、けさ電話されたという話があるが、
どのような会話をされたのか。

【幹事長】会う必要があれば会ったでしょう。お互いに必要がないと思ったか
ら、やりません。電話は私のほうからさせていただきました。それは「一段落
したら、2人で、誰も入れないで、ゆっくり一杯やりたいものですねえ」「ぜ
ひそうしましょう」、そういう電話のやりとりをしました。

【産経新聞・坂本記者】その電話のときに、小沢元代表から離党の意思が幹事
長のほうに示されたのか。

【幹事長】そんな細かい話は電話ではしません。そんなレベルではないでしょ
う。

【朝日新聞・田伏記者】二大政党の一角の民主党から多くの離党者が出たが、
今後、政界再編を含めた可能性についてはどのようにお考えか。

【幹事長】それは誰もわからない問題でしょう。わからない問題に私が今この
立場でとやかく言う、そんな小さなお話ではないでしょう。

【日経新聞・黒沼記者】今回大量の離党者が出たことにより、国会運営に影響
が出てくるか。具体的に社会保障と税の一体改革法案が参院に送られて審議が
始まると思うが、この審議入りの時期はずれ込む形になるか。

【幹事長】影響があるかないかという前半の質問は、影響があるでしょう。 
 それからずれ込むとかずれ込まないというのは現場で決めることですから、
国対委員長を中心に。それを待てばいいと思っています。

【時事通信・市川記者】幹事長は冒頭に「日本の政治の分岐点になる」とか「
この大きな山をきちんと皆さんと一緒に乗り越えていきたい」と。これは総理
の発言ということでよろしいか。

【幹事長】そうですね、はい。樽床代行がきょうはそういう意味で来ていただ
いていますから、役員会のやりとりは代行からよく聞いてください。

【産経新聞・坂本記者】先ほどの質問で、責任に関して可能性はということで、
「言う必要はない」というお答えだったが、昨日のテレビで、「参院で一体改
革の法案が成立するまで尽力するのが私の責任だ」という言葉があった。参院
で一体改革法案が成立するまでは幹事長職を務めて法案成立に努力したいとい
うお考えか。

【幹事長】そういう問題は、人からとやかく言われるものではなくて、私自身
が考えればいい問題だと思っています。

【読売新聞・小坂記者】離党届や処分の問題についてできるだけ早く結論を得
るという話だが、直近の来週の役員会までにという意味か、あるいは臨時の役
員会を開いてやる可能性もあるのか。

【幹事長】それは、任されたから私のほうで考えます。

【産経新聞・坂本記者】今回離党した方が新党を立ち上げた場合、今後の国会
審議において、場合によっては政策分野において連携する可能性というか、視
野としては排除しないものか。

【幹事長】それは当然あるでしょう、いろいろ。きょうまで同志だったんです
よ。

【日経新聞・黒沼記者】新党をつくった場合に連携があり得るということだが、
党を抜け出て新党をつくるのは反党行為に当たると思う。新党をつくった場合
というのは、処分の対象にならないのか。

【幹事長】それはあなたに判断してもらうことではなくて、私と総理が考えま
す。

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