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幹事長会見記録

輿石東幹事長/記者会見要旨
2012年7月23日(月)18時16分〜18時30分
編集・発行/民主党幹事長室(項目ごとに編集しました)
       
★会見の模様を以下のURLで配信しています。
http://www.ustream.tv/recorded/24192921

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■冒頭発言
○オスプレイについて
■質疑
○オスプレイについて社会保障と税の一体改革について次期国政選挙について大津市のいじめ自殺事件について足羽川ダムについて離党者の扱いについて
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■冒頭発言

○オスプレイについて

【幹事長】オスプレイが山口県に入ってきた。このことについて、きょう沖縄
協議会で、これは定例でやっていますが、役員会の前に1時間ほど協議しまし
た。沖縄振興についての予算要求とあわせてこの問題についても、沖縄の現地
の皆さんの心配の声をきちっと政府にも届けてほしいと、こういう議論もして、
防衛省・外務省のヒアリングも受けたところであります。

■質疑

○オスプレイについて

【TBS・加古記者】オスプレイが岩国基地に搬入されたことについての幹事
長ご自身の受け止めと、きょう16時から開かれた沖縄協議会で、幹事長ご自
身からは具体的にどのような発言があったかご紹介いただきたい。

【幹事長】私の意見とか私がどんな意見を言ったかということは、あえて説明
する必要はないと思っています。先ほど申し上げた以上でも以下でもありませ
ん。

【日経新聞・黒沼記者】岩国や沖縄では反発が相当強く上がっていると思うが、
配備・運用にあたって条件になることは何だとお考えか。

【幹事長】それはやはり安全最優先ということでしょう。そのことなくしてオ
スプレイが飛び回ることは許されないということでしょう。それとあわせて、
原発再稼働に向かって、きょうは質問も出るかなと予想したが誰からも出なか
ったが、政府の事故調でも、この「安全最優先」という姿勢が欠如しているの
ではないかという指摘もいただいた。このオスプレイにもつながる話でしょう。
だから私は、21世紀の最大の政治のテーマは「安全・安心・信頼」の21世
紀にしなければいけないと思っています。政治も、安全で、安心な、落ち着い
た政治を1日も早く取り戻す。そのことなくして国民や有権者の理解は得られ
ない。日本の再生もそこにある、そう思っていますので、その1つの事象とし
てオスプレイの問題も対応していかなければいけないだろう。そのことを沖縄
協議会で確認し、政府にもそういう申し入れをしようということになっていま
す。

【テレビ朝日・澤井記者】森本敏防衛大臣は現機種の老朽化を理由に、10月
の本格運用というスタート時期について変更する予定はないと言っている。「
安全確認が第一」という幹事長の立場として、こういうスケジュールありきで
考えることをどのように思うか。

【幹事長】それはきょう、役員会でも(沖縄)協議会でも確認しました。スケ
ジュールはスケジュールとして、日米同盟、安保条約という2つのテーマから
そういう問題もきちっと出てきているわけですから、それを踏まえてもなお、
安全確認ができなければ日本側としては「よろしい」という答えは出さないで
しょう。また、出せないでしょう。そういう確認をしました。

○社会保障と税の一体改革について

【朝日新聞・明楽記者】関連法案について自民党はお盆前の採決を主張してい
る。幹事長はどのようにお考えか。

【幹事長】これは一体改革の現場で委員長を中心に与野党の皆さんの協議によ
って、理事を中心に進行していますから。それを冷静に、静かに見守るという
ことでいいじゃないですか。

【読売新聞・池田記者】自民党はお盆前の採決を要求しているが、一方で対決
姿勢を強めるような発言も幹部には見られる。不信任や問責を採決前に出すの
ではないかという指摘もあるが、こういう野党の出方に対してどのように対応
されるか。

【幹事長】野党の皆さんは、1日も早く政権を倒して、総選挙で信を問えと、
これが基本戦略でしょうから、そういういろいろなことも想定されるでしょう。
しかし、この法案は3党合意までしていただいて、なんとか社会保障をみんな
で、全世代で支え合うというこの問題に、1つの大きな山を乗り越えていこう
というのは3党合意の精神でもあるわけですから、これはきちっとお互いに仕
上げる責任があるだろうと思っています。

○次期国政選挙について

【北国新聞・吉免記者】これまで3党合意を支持する発言をして自民党内で働
きかけてきた森・元首相が、次期衆議院選に不出馬の意向を示した。3党合意
も含めて、これの政界への影響について何か思うところはおありか。

【幹事長】森・元首相が今期限りで引退されると、地元でそういう意思表示を
されたということですね。首相までやられた方が引退していくというのはちょ
っと寂しい思いもしますし、これまでの功績に感謝を申し上げたいと思ってい
ます。それ以上のコメントはできません。

【朝日新聞・明楽記者】民主党を離党した議員の空白区について、高木義明選
対委員長は候補者の擁立を明言しているが、現段階ではなかなか進んでいない
ように思われる。幹事長の受け止めを伺いたい。

【幹事長】空白区は原則として、この間の全国幹事長会議でも高木選対委員長
から、「県連と協議しながら、空白区がないように努力してまいります」、そ
の姿勢は毛頭変わっていません。やはり勝てる候補者を探すことは容易ではな
いし、大変なことだと思いますが、それに向けて最大限努力をしていくことに
尽きると思っています。

○大津市のいじめ自殺事件について

【フリーランス・安積記者】一連の事件が週刊誌などでかなり話題になってい
るが、幹事長はご自身の経験を踏まえて、どのようにお感じになっているか。

【幹事長】先週、産経の坂本さんかな、(参議院会長としての会見で)同じよ
うなご質問があったかと記憶しています。私も、16年間ではありましたが教
職の道に身を置いたことから、子どもたちに、大人も含めて、この前も申し上
げたと思いますが、こういう悲しい事件が起きると誰かのせいにしたり、誰か
の責任にしたがるが、そういうものではないでしょう。誰かの責任にしていて
解決できる問題ではない。だから、これからの子どもたちにも、人間、ひとり
では生きていけないということと、「命は地球より重い」という言葉もありま
した。命を絶ってしまったら何にもならない。だから、みんなで生きていこう
よと。頑張れば必ず、あきらめないで頑張れば、これはなでしこジャパンの澤
穂希キャプテンの言葉ですが、「あきらめない勇気」、覚悟、それを社会全体
で支えていく、そのことなくしてこの問題は解決できないと思っています。
 とりわけ学校にいた私自身も、子どもは国の宝、未来への宝だという視点で、
こういう悲しいことを1日も早く解消して、ロンドンオリンピックも近くなっ
た、開幕寸前であります。「元気な日本」を世界にアピールしたい、そんな夢
を子どもたちが持っていただければと思っています。

○足羽川ダムについて

【日本テレビ・清田記者】福井県の足羽川(あすわがわ)ダムは、きょう役員
会で話題になったか。凍結方針を見直すというような話だが。

【幹事長】ダムの問題、その問題は一切出ません。

○離党者の扱いについて

【NHK・長谷川記者】先ほどの役員会で、谷岡議員ら3人の離党届と、中津
川衆議院議員の取り扱いについては、どのような発議になったか。

【幹事長】きょうの役員会で、中津川さんについては「除籍」、3人の女性参
議院議員については「離党を認める」、それを役員会で決め、明日の常任幹事
会、このことだけで集まっていただくのも大変だということで、持ち回りの常
任幹事会で決定し、(中津川議員については)倫理委員会に諮問する。そうい
う確認を役員会で決定しました。その方向でお互いに結論が出たわけですから、
きちっと結論を出して、それなりの対応をしていくということになろうかと思
います。

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