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幹事長・幹事長代行会見記録

安住淳幹事長代行記者会見
2012年10月19日(金)15時00分〜15時18分
編集・発行/民主党幹事長室

★会見の模様を以下のURLで配信しています。
http://www.ustream.tv/recorded/26263111
http://www.youtube.com/watch?v=RpDpkvwHHHw&feature=youtube_gdata_playe
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○田中慶秋法務大臣について支部交付金について3党党首会談について選挙制度改革について支持団体との意見交換について新党大地について被災地とサンマで交流
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○田中慶秋法務大臣について

【NHK・岡崎記者】田中法務大臣が昨日の参議院決算委員会を欠席したのに
続いて、きょうの閣議も体調不良ということで欠席した。野党は、総理の任命
責任を追及する構えだが、政府・与党としてどう対応されるか。

【幹事長代行】昨日のことは参議院の委員会での問題なので、どういうルール
で委員会を開催したのかをもう一度、私なりにはお話は聞きましたけれども、
所管委員会の委員長として財務大臣はずっといたと。必要な大臣については随
時ということで、ただ閉会中審査なので、所用があれば答弁は副大臣でも、と
いう話での仕切りだったと聞いております。
法務大臣は式典かなにかに参加して、公務であったといいますから、そういう
点では意図的に欠席したということではないということでございますので、私
は、批判はちょっとおかしいのではないかと思います。
本日になって病院に入られたと聞いておりますので、それは検査の内容等がま
た医師団から発表されると思いますが、今後のことについてはもう少し様子を
見ないと判断はできません。

【毎日新聞・横田記者】きのう、きょうと、国会を結果的に欠席した。週刊誌
報道では若干疑惑も出ている。きょうの閣議後会見もなかったが、説明責任は
十分に果たせていると考えるか。

【幹事長代行】閣議そのものも体調が悪くて欠席したと聞いておりますから、
体調の問題であれば、体調が回復した後しっかり説明をしなければならないし、
出処進退の話をいろいろ聞きたいのだと思いますが、これは最後は自分が判断
すべきことだと思います。

○支部交付金について

【フリーランス・安積記者】先日交付された300万円の活動費について、1、
2年生に手渡しされたということだが、手渡しされると、渡した人間からもら
った印象がある。現に1年生議員の中には「出馬するときに小沢一郎さんから
500万円手渡しされたので、小沢さんのために頑張ろうと思った」と言う人
もいた。そういったマインド・コントロールが強い方々が、「生活が第一」に
行かれたのではないかと思う。
手渡しした理由は何か。岡田幹事長のときには振り込みされたと記憶している。

【幹事長代行】支部交付金をどういう形で支部に渡すのかというのは党の問題
ですから、それは党の判断です。マインド・コントロールなんて、そういうば
かばかしい質問にはお答えする立場にありません。

【フリーランス・宮崎記者】先ほど岡田副総理は会見で「それぞれの執行部の
個性もあり、私の考え方はありますが、今のやり方に異論はありません」と。
銀行振込でしっかり記録を残す形で野党時代からいったんルールは確立された
が、今回の300万円については、通常国会における採決の混乱などを踏まえ
ての臨時的な措置なのか。

【幹事長代行】支部交付金については不明朗なお金ではありませんから、交付
の仕方についてはそれぞれありますが、透明性は100%確保していますので、
それは党の問題である、と言っているんです。

○3党党首会談について

【産経新聞・村上記者】本日16時から3党党首会談がある。代行はこの党首
会談にどういうことを期待されるか。

【幹事長代行】特例公債とか国民生活に直結するような問題がまだ未成立のま
までありますので、そうしたものを解決する臨時国会が円満に開けるような環
境づくりを3党でやっていただければと思います。

【日経新聞・飯山記者】きょうの3党の党首会談で結論が出なかった場合にも、
来週以降、臨時国会の召集について具体的な調整に入るべきとお考えか。

【幹事長代行】国会は、定められた法律をどうしても通さなければならないと
きには開会をお願いしなければなりませんので、あらかじめ3党で合意しなけ
れば国会を開いてはならないというふうな考え方ではないと思います。ただ、
できるだけ3党で話をしながら円満に事を進めていかないと、なかなか今、法
律が通らないような状況なので、そこで総理のほうからいろいろなお願いはな
さるのではないかと推測いたします。

○選挙制度改革について

【朝日新聞・岡村記者】一部報道にある、「定数削減」と「0増5減」を分け
て、「0増5減」だけを先行させることについて、代行としてはどのようにお
考えか。

【幹事長代行】定数の削減というのは、民主党にとってはやらなければならな
い優先度の非常に高い問題だと思います。現時点で「一票の較差」だけ直せば、
それで事足れりという認識では全く私はありません。

【朝日新聞・岡村記者】前国会で一部連用制を出した民主党案は既に廃案にな
っていて、同じような法案を出されてもなかなか成立は難しい状況にあると思
う。一部連用制に関して見直すことについて代行はどうお考えか。

【幹事長代行】ただ主張して、それでよければまた同じものということもある
かもしれませんが、現実にこの定数削減を実現して、「一票の較差」を直して
いくことになれば、当然各党・各会派が合意のできるところを探っていかなけ
ればならないことは事実だと思うんですね。今度の臨時会は、そういう意味で
は私は結果が求められるのではないかと思いますので、より野党と合意を得ら
れるようなものを模索していかなければならないだろうなと。そういう点では、
党内論議も必要ですから、今の段階で、さきに廃案になった法案そのものをも
う一回改めて出すのではなく、むしろ白紙の状態で、それも含めて党としても
う一回仕切り直しをして、この国会への基本方針をいずれ決めたいと思ってお
ります。

【フリーランス・宮崎記者】「0増5減」の法案は8月に衆議院本会議で可決
した。参議院の「4増4減」は9月に本会議で可決している。衆参とも当面の
違憲状態を解消する法的措置の最低限のその院での努力はなされているように
思うが、それを前提にしたうえで、また一から仕切り直しをされるお考えか。

【幹事長代行】「なされている」というのはあなたがそう思っているだけで、
われわれの認識とは違います。

【NHK・岡崎記者】きょう樽床総務大臣が閣議後の会見で、較差の是正をす
る法案は、成立させただけでいいというのは乱暴であって、次の選挙ではその
仕組みが反映したうえでの選挙を行うべきだと言われている。代行も、「一票
の較差」を是正した後に、短くとも3ヵ月といわれる周知期間を置いたうえで
なければ選挙はできないとお考えか。

【幹事長代行】総務大臣は法律上のあるべきことを申し上げたのだと思います
から、それが本来の考え方ではないでしょうか。それと、あなたのご質問は政
局を絡めた質問だけれども、それは全く関係ありません。

○支持団体との意見交換について

【読売新聞・藤原記者】代行はあす、あさって四国と中国地方で現地連合との
意見交換を行うそうだが、47都道府県の各地連合を回るお考えかと思う。そ
れはいつまでにやりたいか、またそのねらいについて伺いたい。

【幹事長代行】連合だけではなくて、それぞれの選挙区を、抜き打ち的ですが
ずっと歩きます。集会にも参加し、やっぱり任期を考えると、支援団体を含め
て、もともと民主党の支持者だった皆さんとその現地での議員の皆さんとの関
係とか、そういうのが今どうなっているのか、そういうこともしっかりわれわ
れとしては把握しないといけないし、そういうことから言えば、できるだけ早
く、私に限らず、幹事長を含めて幹部で全国をまず歩いて、できれば300選
挙区の主要な、1期生の皆さんが立っているようなところについては直接お邪
魔して、どういう活動をなさっておられるのかを含めて総点検をしたいと思っ
ています。

○新党大地について

【北海道新聞・佐藤記者】新党大地・真民主が日本維新の会と政策協議を始め
る合意をしている。前回の選挙では民主党と新党大地は連携していた。今後の
新党大地との連携についてはいかがお考えか。

【幹事長代行】まだ具体的な方針が決まっているわけではありません。地域政
党ですから、北海道連の考え方をよく聞かせてもらって、そのうえで対応した
いと思います。ただ、不信任案・問責等に対しては、会派としてのご活動では
ございますが、われわれと反対の意思表示をなさっていることはちょっと残念
だなと思っています。

【北海道新聞・佐藤記者】北海道7区のように民主党現職がいる地域にも新党
大地は対抗馬を出すことを示唆している。11区と12区には新党大地の現職
がいるが、それに対抗馬を出す可能性はあるのか。

【幹事長代行】さっきから言うように、これは地域政党なんで、北海道連とま
ず話し合ってもらうことが一番だと思います。そのうえで道連側の考え方も聞
いて、最終判断をいたします。

○被災地とサンマで交流

【フリーランス・安積記者】あす日比谷公園で、女川から6万匹のサンマを持
ってきて炭火焼きで振る舞うそうだ。東京が瓦れき処理を受け入れたことでの
交流だと聞いているが、被災地出身の議員としてのご感想を伺いたい。

【幹事長代行】いち早く東京都の皆さんは女川の瓦れきを引き受けていただき
まして、石原さん(石原慎太郎都知事)のある意味では強いリーダーシップの
おかげで、瓦れきの処理の受け入れをしていただきました。その後の地方自治
体の瓦れき受け入れに関する様々な難しい、紆余曲折を経ている議論や、はか
どらない状況を考えると、東京都の英断に、私は被災地の女川を地元とする人
間として、大変感謝をしております。
そういうことが原点になって今回の交流になりますけれども、かねて目黒と気
仙沼もサンマで交流したりしていますから、被災地のことをサンマを食べて思
い出していただければ、本当にいいんではないかなと思っております。
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