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幹事長・幹事長代行会見記録

輿石東幹事長記者会見
2012年11月5日(月)17時01分〜17時18分
編集・発行/民主党幹事長室(項目ごとに編集しました)

★会見の模様を以下のURLで配信しています。
http://www.ustream.tv/channel/dpj-channel#/recorded/26731916
http://www.youtube.com/watch?v=MeN6m5VmkGc&feature=youtube_gdata_playe
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■質疑
○特例公債法案について衆議院の選挙制度改革について次期衆議院選挙について大学新設の不認可について東京都知事選挙について
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■質疑

○特例公債法案について

【朝日新聞・山岸記者】安倍自民党総裁はきょうのテレビ番組の中で、「特例
公債の問題は早くしなければいけない。解散とは別途ちゃんと考えている」と
発言された。年内解散の確約がなければ審議できないという前提を設けない、
という認識を示されたことについて、幹事長の所見を伺いたい。

【幹事長】安倍総裁がそういうご発言をしていただいたということであれば大
変ありがたいことだし、ぜひその方向でご協力いただければと思っています。

【朝日新聞・山岸記者】安倍総裁は一方で相変わらず「年内の解散・総選挙で
なければ認められない」という姿勢を示している。幹事長は昨日も、年内の投
開票は難しいという認識を示されたが、3つの課題をクリアするためであれば、
年をまたいだ選挙になるとしても、それは「近いうち」に含まれるという理解
か。

【幹事長】総理もたびたび申し上げているでしょう、「近いうち」という言葉
を使った、そのことは忘れていないし、大変重く考えていると。そして「それ
以上でもそれ以下でもない。ぎりぎりの言及だ」と、(10月)19日の党首
会談でも言われているわけだから、解散にかかわって私がいろいろ申し上げる
ことのほうが世の中に混乱を招くと思います。それにかかわってはコメントは
しません。

【フジテレビ・羽山記者】幹事長も先日テレビで「9日に通して参院に送らな
いと成立しない」と発言している。いつまでに成立させたい考えか。

【幹事長】きょうも国対とも協議したけれども、8日にも本会議をしていただ
いて趣旨説明をするようなことを国対委員長のほうから各党に、もう呼びかけ
たか、呼びかけると思います。
 もう1つは、朝日の山岸君の話もありました。安倍総裁も特例公債は政争の
具にしないという意味合いで、「解散云々は抜きで、早く通さなければいけな
い」と言ったと。その一方で、解散の時期を明示しなさいという話もあったと。
冒頭にそういう質問だったですね。そういうことがあるから、昨日日曜、総理
自身の考え方も聞きたいというお話もあったわけですから、その延長線上で、
そして新聞によると、ややもすると、前の谷垣総裁とも20分やり取りした、
そういう話があった、なかったというようなことが後で取りざたされる。それ
が「密約」だったとか、そんな報道さえ出てくるということであれば、国民の
前でテレビでお互いに議論していただけば一番いいのではないかという、党首
討論もお願いできればと。普通だったら野党のほうから「党首討論やりなさい」
と言うことですけれども、今回は私どものほうから、まあ、党首討論というか、
水曜日ということですから、その1週間前には国家基本政策委員会の幹事会も
開いてもらわなければならないので、今度は舞台が衆議院だそうですから、古
賀一成委員長にもその点をお願いして、明日にでもその準備に入らせていただ
く。そうしないと、カレンダーを見ると水曜日というと14日、21日、その
次はもう会期末ぎりぎりですから。その辺で党首討論をやってもらえればお互
いに国民の前で、テレビも入るわけですからいいのかなと。そういう提起もし
ていきたいと思っています。

【TBS・加古記者】8日に本会議という民主党国対からの呼びかけに対して、
野党側は予算委員会の開催をあわせて求めている。民主党としてはあくまでも
予算委員会ではなくて、党首討論を呼びかけていく方針に変わりはないか。

【幹事長】党首討論は水曜日というのが定例日みたいになっていますからね。
それ以外でも話し合えばできるだろうけれども、一応それが基本になるわけ。
今の加古さんの質問は、予算委員会が先か、特例公債を先にやるのかと、そう
いう意味の質問?

【TBS・加古記者】8日の本会議の開催……。

【幹事長】8日の本会議の開催は、もちろん特例公債の趣旨説明の本会議でや
らせていただくと。そこからスタートさせたいというのが私どもの考え方。じ
ゃあ予算が先か特例公債が先かという質問であれば、うちは特例公債を先にや
らせていただいて、そして国会日程もあるでしょうから、予算委員会も受けた
いと。順番がどっちだといえば、特例公債をまず最優先でやらせていただくと。
安倍新総裁もそういう意味のことを言われたと。先ほど山岸君がそう言ってく
れたんでね。

【テレビ朝日・澤井記者】安倍自民党総裁らが、総理が解散に向けた環境づく
りとする3条件に基本的に応じる「太陽路線」に転じたとされている。きょう
自民党の菅幹事長代行は、3条件が整っても解散しなければ不信任案を出すの
は当然だと言っている。このことの幹事長の受け止めはいかがか。

【幹事長】野党の皆さんが考えることですから。そのことをどう思うかという、
それにまともに答えるほうがおかしいと思うんですよね。だって、出さないで
くださいと言ったって、出す場合があるわけでしょう。出さないでくださいと
言ってとまるなら、出さないでくださいと言うけれでも、そういう性格のもの
ではないと思っています。
 何か意味合いがわからんから、再質問でもいいですよ。

【テレビ朝日・澤井記者】安倍総裁らが「太陽路線」に転じた真意はどこにあ
ると思うか。

【幹事長】それは僕がそう言ったんじゃないから、そちらに聞いてもらわない
と。そういうの「太陽路線」というんですか。じゃあ、「北風路線」だったん
ですか、今まで。

○衆議院の選挙制度改革について

【NHK・長谷川記者】明日の政治改革推進本部の役員会で、民主党としての
新たな案を執行部から示すことはあるか。また、それを先ほどの役員会で確認
されたか。

【幹事長】長谷川君からそういう質問が再度出てくるほうが不思議なんで。な
んか代行の北海道での発言をとらえてNHKさん自身も、「0増5減」「一票
の較差」と、「定数削減」の部分は切り離して考えてもいいよという趣旨の発
言をしたかのようなニュースも伝わったようですけれども、そういうことでは
ないでしょう。私どもの基本方針は、「一票の較差」是正も、定数削減も行う
と。この考えに何ら変わりはない。しかし、前回出した法案については廃案と
いう現実があるわけだから、だったら、政権与党としてこういう現実を踏まえ
て、さあどうしようかというのを、明日の政治改革(推進)本部からスタート
させる。それ以上でも以下でもないということです。

○次期衆議院選挙について

【産経新聞・内藤記者】先週の民主党全国幹事長・選挙責任者会議でも話題に
なったが、空白区をどのように埋めていくお考えか。

【幹事長】簡単に言うと、空白区はなくして全選挙区で候補を立ててやりたい
と。これが党の基本方針です。それに変わりはないわけで、県連を中心に今、
党本部とも選対委員長を含め協議してもらっている。できるだけ早く、第1次
段階の意思表示は11月11日ころまでに終わりたい、そういう方向で県連と
も協議中ということです。

○大学新設の不認可について

【読売新聞・加藤記者】田中眞紀子文部科学大臣が先週、何ら問題がない3大
学の開校について不認可とした。その判断についてどのようにお考えか。

【幹事長】田中文科大臣は文科大臣としての考え方を主張されたのでしょう。
一方で、大学審議会なり設置法に基づいて協議してきたという経過があるのだ
と思います。そのことを踏まえて、きょうも大臣を含めて協議されているんじ
ゃないですか。
地元は「ちょっと困るね。そういう準備で来たんだから。どうしてくれるんだ
」、そういう声が上がっていることも聞いていますけれども、ここはお互いに
さらに協議して当事者が迷惑がかかったり問題が起きないように対応していく
ということでしょう。

○東京都知事選挙について

【日経新聞・黒沼者】都知事選の候補者擁立状況は現在どうなっているか。

【幹事長】これは都連とも協議して、候補者がなければ戦えんわけですから、
候補者擁立に向けて選対委員長等でもって協議をしてもらっています。

【毎日新聞・高橋記者】候補者擁立に向けて協議してもらっていると言われた
が、民主党として独自候補を擁立する方針を固めたということか。

【幹事長】それは政党ですから独自候補、自分のところから候補を立てるのが
基本でしょう。だけれども、それが可能でなかったらどうするかと、次にそう
いう話になるわけでしょう。まず最初に考えるのは独自候補でしょうね、もの
の順番として。

【日経新聞・黒沼記者】民主党として、衆議院選もにらむ中でこの都知事選は
どういう位置づけか。
 
【幹事長】日本の首都だから、どういう位置づけって、大事な選挙だという位
置づけですよ。
 まあ、いくら質問してもだめですね。かみ合わないですね、はい(笑)。
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