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2006/05/08
男女共同参画推進本部、韓国国会の女性家族委員会議員団と会談


民主党男女共同参画推進本部は8日午後、韓国国会の女性家族委員会の所属議員を党本部に迎えて、意見交換を行った。民主党側からは、西村智奈美・寺田学両衆議院議員、岡崎トミ子・円より子両参議院議員が出席した。

 西村議員による歓迎の挨拶に続いて、岡崎議員が民主党側の出席者を紹介。また、代表直属の推進本部が設置され、真の男女共同参画社会の実現に向けて、力を合わせているなどと説明した。金英淑議員ら訪問団側からも挨拶があり、初の女性首相誕生など、韓国政界の出来事にも言及した上で、少子化対策について意見交換を行いたいと訪問目的が述べられた。

 会談では、民主党側から、日本の少子高齢化の状況と対策について説明や意見表明が行われた。この中では、不安定な雇用や地域コミュニティの崩壊など、多くの問題が少子高齢化に関係していること、男性側の意識改革もさらに進める必要があることなどが指摘された。パート労働者などの非正規雇用労働者が増加している傾向や待遇についても詳しい説明が行われ、「働き方の問題は、少子化に関わる深刻な問題である」との認識で、政策立案を進めていることが報告された。

 今国会に内閣から提出された男女雇用機会均等法改正案に、民主党が修正案を提出したことも紹介され、韓国で女性の政治参加を活性化させる原因のひとつになったクオータ制についても、活発な意見交換が行われた。
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