ニュース
ニュース
2000/04/03
<有珠山周辺災害対策本部>金田、小川両議員が避難生活を調査
民主党の有珠山周辺災害対策本部の金田誠一副本部長(衆院議員)と小川勝也事務局次長(参院議員)はじめ、平出洋子北海道議、岡田俊之前道議らは3日、避難所での生活実態を調査するため虻田町からの避難住民を受け入れている長万部町を訪れた

 視察団に現状を説明した加藤大明町長は、(1)現在7カ所に1281人が避難している(2)7カ所とも暖房設備はあるが、入浴は1カ所のみ。町内の温泉に200円で入れるようにした(3)これからは子どもの教育が問題になるだろう(4)長引けば、いまの避難場所では不便。仮設住宅なども考えておかなければならないと思う――などを報告。

 訪れた3カ所の避難所では、次のような切実な声が視察団に寄せられた。「食事などの心配はない」「避難所ごとに自治会を作り、自主的なルールのもとで生活している」「自宅や職場の情報が入ってこない。心配、不安。30分でも家に帰って必要なものを取ってきたい」「野菜や生花などを栽培しているが水もやれない。全滅が心配だ」「ホタテの養殖をやっているが、いま手入れしないと全滅する。1日3〜4時間でいいから仕事をしたい」。

 対策本部では連日会議を開き、関係省庁からのヒアリングや現地視察の報告、今後の取り組みなどについて協議をしている。
記事を印刷する