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2007/05/14
【衆イラク特】自衛隊派遣2年延長可決 楠田議員反対討論


 楠田大蔵議員が、衆議院イラク特別委員会で、自衛隊のイラク派遣2年延長法案に反対、即時撤退の民主党法案に賛成の討論を行った。賛成・反対討論の後、政府の2年延長法案が賛成多数で可決、民主党法案は賛成少数で否決された。

 楠田議員は、イラク戦争の大義、英国の大幅兵力削減、アメリカの上、下両院での撤退期限を明記した補正予算の可決など国際世論がイラクからの撤退に向かっている現状、イラク国内に治安の悪化などを挙げ、イラクから自衛隊を即時撤退させるべきだと訴えた。

 特に、自衛隊の活動内容が、復興支援よりも米軍など多国籍軍への支援へと変化していることを挙げ、我が国の平和国家としてあり方からも大いに疑問であると政府の対応を批判。

 また、治安の悪化により、自衛隊員の安全確保義務が果たせないのではないかとして、政府の態度を無責任と断じた。さらに、自衛隊の活動内容が情報開示されない点を、シビリアンコントロールの面から批判した。
 
  
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