ニュース
ニュース
2007/05/17
年金の信頼回復に向けて決意を表明 高木国対委員長


 高木義明国会対策委員長は17日、国対役員会終了後に国会内で会見を行った。

 まず、16日に行われた民主党・小沢一郎代表と自民党・安倍首相の党首討論について言及。憲法・教育問題など国家のあり方ををテーマに、「全国を歩いてきた小沢代表ならではの国民の声を踏まえた討論だった」と述べ、全体的には「骨太の小沢代表と小理屈の安倍首相」との印象を語った。また、「党首討論は意義があった」として、今国会中でのさらなる開催を求めていく意向を明らかにした。

 教育再生特別委員会で委員長職権で与党が強引に採決日程を決めていることについて、「相変わらずの採決ありきの国会運営だ」として、抗議の意を表明。さらなる審議の必要性を指摘するとともに、民主党案の優位性を明示し、採決には粛々と臨む方針を明らかにした。
 
 また、新聞報道もされている社会保険庁の年金未払い問題について「国民は何を信用して暮らせばいのか、社会不安は尽きない」と指摘。社会保険庁の対応を批判するとともに、民主党としては、審議を通じて年金に対する国民の不安を払拭し、信頼回復につとめるとの強い決意を表明した。

 午後からの本会議では、「犯罪被害者等の権利利益の保護を図るための刑事訴訟法改正案」の質問に横山北斗議員が立つことを報告した。
記事を印刷する