2000/04/04
若者は少子化対策をどう考える?=少子化対策基本法PTが学生と意見交換
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民主党の少子化対策基本法案検討PT(座長・石毛えい子衆院議員)は4日、衆院議員会館に慶応大学の学生4人を招いた。少子化対策として超党派による準備がすすんでいる法案について、若い世代の意見を聞くために企画した。
参加した学生は、「法案では子を産む人へのサービスばかり考えているが、産まない選択にも意味があるのでは」(女性)、「法案は抽象的。託児所など本人が『産もう』と思えるような具体策こそが必要」(女性)、「キャリア志向の友人は、みんな子どもをほしがっていない。自分の子が、親が責任を取れないようなことをしたらと思うと、私も不安だ」(女性)などと率直に考えを表明。
これを受けて議員が「少子化への危機感は」(朝日俊弘参院議員)、「独身で何が悪いという気持ちが若い人に多いのはなぜ?」(金田誠一衆院議員)と質問。学生たちは「理屈では大問題とわかるが、実感がない」(男性)、「法案と若者の価値観が違う。当事者の若者に内容を合わせるべき」(女性)と答えていた。
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