ニュース 2007/05/30 職権による乱暴な委員会運営に怒り　高木国対委員長 　民主党はじめ社民、国民新の野党３党は３０日午前、国会内で野党３党国会対策委員長会談を開き、社会保険庁改革関連法案の強行採決を行った厚生労働委員会への対応について協議、「委員長不信任動議」の提出を決定した。 　会談後に記者会見した高木義明国対委員長は、「委員長不信任動議」提出の経緯として、国民新党から「（本会議での）委員長解任決議案を用意している中で、委員会の協議に臨むのはわかりにくいのではないか」との意見があったことを説明。職権による強引な委員会運営に対して抗議の意を表明した、と述べた。 　高木国対委員長は、与党提出の年金救済法案については「政府が国民の年金に責任を持つべき」との立場から、議員立法ではなく政府案として提出すべきとの考えを改めて表明。「急遽まとまった状況を見ても明らかなように、参議院選挙を目論んだその場限りの対応であり、泥縄式の議員立法は、安倍内閣の実態を示しているのではないか」との見解を示した。２５日の強行採決後に労働３法の趣旨説明が行われたことに言及し、実質的審議が始まったにも関わらず、割り込むようなかたちで「救済法案」の審議を始めようとする与党の乱暴な委員会運営を厳しく批判した。 　なお、本日１５時からは今国会２回目となる党首討論が開催されることを報告した。