2007/05/29
国際局主催の朝食会談で、EU議員団と意見交換
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岩國哲人国際局長は29日、民主党関係議員との朝食会談を主催し、衆参両院の公式国際会議「第28回日本・EU議員会議」の出席するため来日している欧州(EU)議員団の一部議員の出席を得て、活発な意見交換を行った。
冒頭、中川正春衆議院議員(民主党拉致問題対策副本部長)が、北朝鮮による拉致事件の解決への支援、北朝鮮情勢への理解を求めたのに対し、EU議員側は、朝鮮半島情勢への関心と幅広い協力を行っていきたいとの見解を示した。
また、EU各議員から28日の松岡農林水産大臣の自殺及びその背景についての質問が寄せられた。大畠章宏総務委員長は、「松岡大臣とは政党は違うが、同じ1990年に初当選した同期。日本では長く自民党政権が続き、『政治とカネ』の問題が曖昧にされてきた。松岡大臣はそのような曖昧な自民党の構造の中での犠牲者とも言えると思う。松岡大臣のためにも、『政治とカネ』の問題にケジメをつけることが必要であり、取り組んでいきたい」と、語った。
EU議員側は、「英『エコノミスト』紙による『日本は一党による民主主義』との形容は正しいようだ」「(岩國局長が説明したとおり)一党による長期政権が続くとアカウンタビリティー(説明責任)と透明性が犠牲になりがちである。野党はその必要性、さらには変化の必要性を国民に訴えることが求められる」と述べ、民主党にエールを送った。
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