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2000/04/07
小渕前総理入院の疑問、明らかにするよう申入れ
川端達夫国会対策委員長は7日、小渕前総理が倒れてからの事態をめぐり、次の疑問を明らかにするよう青木官房長官に申し入れた。同日午後6時までに文書で回答するよう求めた。

(1)前総理の入院から青木官房長官が記者会見で入院を発表するまで、22時間もの時間がかかったのはなぜか。

(2)官房長官は会見で前総理が昏睡状態に陥ったのは2日午後8時過ぎと言っている。なぜ、その時点で総理臨時代理を任命せず、翌3日午前9時までのばしたのか。

(3)憲法70条の趣旨を考えれば、昏睡状態に陥った時点で速やかに臨時代理を任命すべき。選
任までに生じた『総理不在』の事態は重大な危機で、あってはならない『政治の空白』と考える。この事態に至った事実関係を明白にしてほしい。その責任をどう考えるか。

(4)2日午後8時以降、官房長官が宮沢蔵相に臨時代理就任を要請したとの報道があるが、事実
か。

(5)本日に至るまで、病状に関する医師団の報告が全くない。国民は病状を心配しており、一国の代表者だった前首相の病状を知る権利があると考える。本日にも医師団に病状を明らかにさせる考えはないか。
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