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2007/06/12
参院選石川県選挙区で一川保夫県連代表の擁立発表 小沢代表




 小沢一郎代表は12日、石川県金沢市内で記者会見を開き、今夏行われる参議院議員選挙に、石川県選挙区より立候補予定の候補者として、一川保夫民主党石川県連代表(65)を擁立することを決定したと正式発表した。

 冒頭、小沢代表は「候補者の擁立が遅れ、県民をはじめ皆様にご迷惑をおかけした。予定されている投票日まで40日しかない。短期決戦となり出遅れてのスタートだが、県連等支援をしていただける多くの皆さんのお力添えを得て、何としても石川県で勝利をしたい」と述べ、出遅れを挽回し勝利を目指す考えを示した。

 一川さんは立候補表明にあたって、「この参議院選挙は今日の国政を考えた場合、重要な選挙である。29ある1人区のうち一番最後まで候補者を決められなかったことは申し訳ない」と述べた。そのうえで、「問題意識を持って参院選を戦わせていただく。やりがいのある選挙であり全力投球で戦う」と表明。さらに「石川県の国会議員は全部自民党の議員である。有権者の思いと与党国会議員の数はかけ離れている。議席確保を目指し頑張っていく」との決意を語った。

 擁立理由について小沢代表は、「今までの経過の中で適切な候補者を見いだせなかったが、県連などといろいろ意見交換し、一定の支持基盤を持ち、前衆議院議員として知名度もあることなど、総合的に勘案し一川さんに立候補してもらうのがベストであると決定した」と話し、「社民党、連合などにも要請し、可及的速やかに推薦をしたいとの言葉ももらった。非自民のあらゆる勢力を結集してこの戦いを勝ち抜く」と述べ、党本部としても最大限の支援体制を敷くとの方針も明らかにした。

 民主党としての候補者擁立作業についての感想を求められて小沢代表は、「全国順調に擁立が進み、戦う準備もできつつある。100パーセントではないが、勝利を目指しての態勢ができつつある」と感想を述べた。
 
 最後に、自民・公明両党による政治資金規正法改正について、特に不動産の所有に関して規制する自・公案をどう考えるかとの問いには、「不動産所有については法律に定められた通りにやっている。それに以前からも公開しており、これからも公開していく」と話した上で、自民党が規制を掛けたがらない、より見えにくい株などの有価証券についても規制をするべきだとの考えを強調した。
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