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2007/06/23
安倍政権信任せずの声を国民の皆さんと上げていく 鳩山幹事長


 鳩山由紀夫幹事長は23日、岡山市内で行われた「ひめいゆみ子決起集会」後に記者団の質問に答え、自民党による強引な国会会期延長について、改めて反対の意を表明した。

 12日間の会期延長、それに伴う参議院選挙日程の1週間の延期によって「国全体で数十億円の損失になると思う」と語るとともに、選挙日程の先延ばしが「年金問題を国民のみなさんの心から離れさせようとする目論みによるものだとすれば、とんでもないこと」と批判。そのうえで、「年金そらしのために会期延長に踏み切った自民党に対しては、強く攻撃していく」として、強い姿勢で臨んでいく考えを表明した。

 「『消えた年金記録』問題から目をそらさせないよう、政争の具ではなく、国民の皆さんのためにしっかりと訴えていく」とも語り、「選挙の時期を1週間ずらしたことが国民のみなさんにとってマイナスとならないよう、しっかりと論じていきたい」と重ねて述べた。

 週明けの国会運営については「年金関連の、でたらめな一夜漬けの法案を与党は示してくるにちがいない」との見方を示したうえで、天下り人材バンク法案とともに強行採決するそぶりが見えると分析。そうした最大の山場を迎える国会において、単に手をこまねいているのではなく、「安倍内閣を信任せずという大きな声を国民のみなさんとともに上げていきたい」として、内閣不信任案を提出し、徹底抗戦していく考えを示した。
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