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2007/06/26
政府はパフォーマンスでなく年金問題の根本的な解決を 高木国対委員長
 高木義明国会対策委員長は26日午前、国対役員会後に国会内で会見を開いた。

 高木国対委員長は、夕方に予定される民主・社民・国民新の3野党国対委員長会談において、現状把握とともに日程協議を含め、今後の対応について話し合う方針を表明。「我々としては、いい法案は通すが悪い法案は通さない」と述べ、「国民のための政治を原点として終盤国会にあたっていきたい」との決意を語った。

 国民の大きな関心事となっている「消えた年金記録」問題については、安倍首相をはじめとする閣僚が、昨年暮れあたりからその存在を認識していた事実が明らかになったことに言及し、「あわよくば実態を隠し通して逃げ切りを図ろうとしてたのではないか」と指摘。「消えた年金記録」問題が社会問題としてここまで大きくなった要因には、政府の対応の遅れがあるとして「安倍総理の責任は重大である」と批判した。

 また高木国対委員長は、安倍首相をはじめとする関係者の賞与返上についての見解を記者から問われ、「目先のパフォーマンスでなく、今何が大事なのか、国民の消えた年金をはっきりさせ、納めた年金が確実に受給できるようにすることが本当の責任である」と言明。政府与党全体として、根本的に問題を解決する姿勢こそが重要であるとの認識を示した。
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