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2000/04/12
「党首同士の政策議論に今後も努力したい」鳩山代表が会見で
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民主党の鳩山代表は12日の定例会見で、自民党の野中幹事長が「小渕前首相が倒れたのは(党首討論での)鳩山代表の発言にも原因がある」と述べたことに改めて言及し、次のように述べた。
「政治家の発言は議事録から削除しても、国民の心に残る。それを考えれば、野中幹事長があのような発言をする人であることが国民的に知られることになったと思う。それをどう評価するかは、国民の意識の高さの問題だと思う。私は、党首討論という画期的な、憲政史上初めて党首同士が真剣に政治的な立場で政策を議論する機会が与えられている以上、国民のみなさんに政策の違いを見比べていただくため、今後とも努力を傾注していきたいと思っている。」
「ただ野中幹事長は、代表質問のなかで『自由民主党を代表してという言葉は使わなかった』とあえて述べている。むしろこのことが問題で、かつては代表質問に党を代表しない質問者が立った場合は、すぐさま(演壇から)引きずり降ろし、議事録をすべて削除したという話で、それが正しい判断だと思う。私に対する発言も含め、すべて党を代表していない発言ならば、許されない発言・質問と判断し、野中幹事長の個人としての発言・質問を全文削除するよう求めていく」
【野中自民党幹事長「白々しい発言」をめぐる経緯】
▽10日 鳩山代表「小渕前総理が突如入院をされ、復帰が困難な事態となったことに対し、心からお見舞いを申し上げます」〜代表質問より
▽ 同日 野中幹事長「先ほど、鳩山議員からお見舞いの発言をいただきました。しかし、前総理の心と体をぼろぼろにした原因のいくつかが鳩山党首みずからの発言にあったことを思うとき、あまりにも白々しい発言と感じた」〜代表質問より
▽ 同日 枝野幸男議員「公党の党首がお互いに政策論争をぶつけ合ってきたことに対し、それが病気の一因だと本会議場で発言することは品位に欠ける非人間的な発言。民主主義の政策論争を否定するきわめて卑劣な行為だ。小渕前総理の病に対する国民の同情を利用するような発言は、小渕総理に対しても不謹慎だと思う」〜代表質問より
▽11日 議院運営委員会理事会で民主党は野中発言の議事録からの全面削除と謝罪を要求。
▽11日 鳩山代表「野中氏の発言にがく然として、耳を疑った。前首相の病状を政治的に、選挙に利用するような対応は許されない」〜代議士会で
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