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2007/07/05
国民のサイドに立たない政治に終止符を打つ 小沢代表、記者団に


 小沢一郎代表は5日夕、通常国会を終えて参院選に臨む姿勢について、国民のサイドに立たない政治に終止符を打ち、日本に議会制民主主義を定着させると語った。党本部で記者団の質問に答えた。

 参院選の獲得議席数については「政党である以上政権を目指す。政権を目指す以上過半数でなければならない」と主張。参院選で勝利する意味については「今日の自公政権、国民の生活を軽視して自由競争万能の強い者が勝ち残ればいいという、国民のサイドに立たない政治に終止符を打つ」「日本に議会制民主主義を定着させる」と2点を挙げ、「国民の皆さんの理解と支持を得て過半数を獲得できるものと確信している」と述べた。

 小沢代表はまた、年金記録の問題について問われ、「政府は去年から気がついていたにもかかわらず、頬かむりして何とか通していこうと思っていた」と指摘。民主党の追及で表沙汰になり、国民の批判が非常に強くなった現在も、矛先をかわしたいということで、完全に年金記録が見つかって受給できるかのような表現を使っていると述べた。

 その上、照合は政府のコンピュータの中での操作でしかないこと、最終的にひとつの基本の番号に統合されない限り完全な支給は行われ得ないことに言及。国民年金を中心に原簿そのものを廃棄した市町村も存在する中、履歴を通知して申し出を基本的に受け入れる方向で解決をはかるべきだと強調した。
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