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2007/07/06
「じわーっと、民主党支持の空気を広げていただきたい」金沢で菅代表代行




 菅直人代表代行は6日午後、石川県を訪れ、来週に迫った参議院選挙で自民公明の与党を過半数割れに追い込み、その後に控える総選挙で民主党政権を打ち立てるため、民主党へ大きな支援をいただきたいと訴えた。

 演説の中で、年金問題が大きくなった原因について、「ミスをしたことの責任を認めようとしない役人の体質と、安倍総理がその役人と一緒になって問題を隠蔽しようとしたことにある」と厳しく批判。

 また、民主党の政策を何もできないと批判する安倍首相の発言はまさに言いがかりで、それに対しては、「これはバッターボックスに立っていない選手にホームランを打てというようなもの」と皮肉った。「皆さん、ぜひ民主党を一度バッターボックスに立たせてほしい。一度民主党にやらせてみようという空気を、じわーっと金沢から広げていただきたい」と、聞き入る多くの支持者らに訴えた。

 一川保夫参議院石川選挙区予定候補は、「地方があまりにも冷え込んでしまっている。さらに少子高齢化社会の中で将来的に不安感が漂っている」と地方のおかれている窮状を話し、来るべき参議院選挙について、「地方に対して、国政の段階でしっかりとした地方分権を確立できるかという面でも、意味のある重要な選挙だ」と述べた。

 さらに続けて「私たちの生活をこのようにしてしまったのは自公政権による人災である。これを復興できるのは私たち民主党を中心とした新しい政治の流れでしかない」と力強い口調で民主党への支援を訴えた。

 奥田建石川県第1区総支部代表は「みんなで今の政治を変えていこう。皆さん一人ひとりが自ら考え、自ら取組む主体的な行動に出れば日本は変えられる」と強調した。

  
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