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2007/07/08
日本の仕組みをつくり直さなければ 菅代表代行が街頭で


 菅直人代表代行は8日、東京杉並区下井草駅前で、「今は日本の政治・社会の大きな曲がり角。今度の参議院選は日本の仕組みをつくり直す、日本をまともにしなければならない選挙。そのためには政権というバッターボックスに立たなければならない。一回民主党をバッターボックスに立たせてほしい」と政権交代の必要性を力説した。

 菅代表代行は、「次から次へといろんなことが起きている。故・松岡農林水産大臣の後任の赤城農相は、両親の住んでいる家を事務所としては機能してなかったにもかかわらず、10年間で9000万円の事務所費を計上している。その前に久間前防衛大臣の原爆投下は『しょうがない』発言。(大臣のスキャンダル続きで)内閣の体をなしていない」と安倍内閣を批判。

 一方、「民主党には長妻昭議員、山井和則議員など能力を持った若手が育っている。議員が政策・法律を作るために民主党を作ったともいえる」として、立案能力を見込んで、是非、バッターボックスに立たせてほしいと重ねて求めた。また、参議院選挙において東京都選挙区で民主党は2人を公認候補として擁立したことを報告し、「2人を国政に送ってほしい」と訴えた。

 大河原まさこ東京都参議院選挙区第4総支部長は、年金制度に関する民主党の政策を述べ、「複雑で不平等な現在の制度を変え、年金制度を一元化し、すべての人が年金を受け取れるようにする」として、民主党案の妥当性を強調した。

 演説会には、田中良都議会幹事長も参加し、「今度の参議院選挙は最も重要な選挙。棄権せず1票を行使してほしい」と訴えた。
 
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