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2001/01/05
「さあ、政権奪取実現の年。参院選勝利に向かって結集を」鳩山代表が仕事始めで決意を表明
民主党本部は1月5日から仕事始め。午前10時から本部会議室で集まった党職員を前に、鳩山由紀夫代表が年頭にあたっての訓辞を行った。

【鳩山代表あいさつ全文】

 2001年、21世紀幕開けの年、新年あけましておめでとうございます。
私たちの未来を決める年が明けました。どのようにお過ごしになられましたか。それぞれが自立をしながら、大きな目的に向かって一直線、そんな年にしていきたいと思います。

 年末のあいさつでも申し上げましたが、今年は20世紀から21世紀、大きな意識の変わり目の年だと思っています。20世紀は、前半は戦争の世紀であり、後半は経済をキーワードにした世界の大きな流れがあったと思います。その戦争と経済の両者をしっかりと考えていくと、21世紀の姿が浮かび上がってくると思います。21世紀は戦争のない世紀にしなければならないし、経済をグローバルの立場からしか捉えることができなくなった状況の中で、私たちが日本人として、あるいは日本という国に生まれ育った者として、何をなすべきか、大変大きなテーマが横たわっています。

 その意味で、国家のあり方自体が問われています。だからこそ国会議員のあり方、存在そのものも問われています。一方で、国と地方のあり方も根本的に意識と制度を変えていかなければならない。21世紀に、私たち国会議員として、また民主党として国民の皆さんと共に、大きな意識の流れを変えていく、そんな仕事を成就させていく大事な年だと思います。

 その意識の変革の真ん中で、参議院選挙を迎えることになります。私たちが国民の皆さんと徹底的に信頼関係を結ぶことができたときには、大きな流れを民主党に引き寄せていくことができると思います。

 今、選対委員長、あるいは選対事務総長を中心として、今参議院の候補者の擁立に大変ご苦労をいただいております。国政を担うにふさわしい立派な候補者の擁立がどんどん進められています。21世紀を担うにふさわしい候補者と共に、まさに国民と共に歩む民主党の姿を作り出していくために、私たちは全力を挙げて参議院選挙に勝利しなければなりません。そのために必要に応じて、他の政党とも、あるいはそれぞれの政治家とも協力関係を結び、21世紀に国民の皆様方に喜んでいただけるような政治を、今年から作り上げていくんだ、そんな想いで選挙を乗り切っていきたいと思います。

 自公保過半数割れを実現させていくことによって、さらに解散を求めて、衆議院の選挙も実現させていかなければなりません。そして衆参合わせて、政権奪取の実現の年に、国民の皆さんのためにもそのことを実現させなければならない、大変重い使命、宿命を背負って行動していかねばなりません。まさに、一番大事な年の幕開けです。それぞれ気を引き締めなおして、それぞれの立場で大きな仕事に向かって結集をしていただきたいと心から願います。

 日々皆様方には、夜も昼もなく、国民の皆様方のために励んでいただいていることに改めて感謝を申し上げながら、代表も執行部も、国会議員も、候補者一人ひとりも、新たな意識の中で、国民と共に21世紀を大きく切り開いていく作業を進めていきたいと思います。それぞれの全力をお貸しいただきますよう重ねてお願い申し上げ、代表からの21世紀幕開けの決意の表明とします。 お互いにがんばりましょう。
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