2007/07/13
国民無視の社会構造刷新のためにも政権交代を 千葉で菅代表代行
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菅直人代表代行は13日、千葉県・新松戸駅前で街頭演説を行い、「消えた年金記録」問題などを取り上げ、その解決には政権交代しかないと述べるとともに、国民のみなさんも「めざす政治実現へ続く」意志を示してほしいと訴えた。
演説会では内山晃、太田和美両衆議院議員もマイクを握った。
菅代表代行は自らが厚生労働大臣当時に手がけたエイズ問題を取り上げ、「問題を指摘する声が出てすぐに徹底調査しておけば半分以上の命は助かったかもしれない」と指摘。そうした視点に基づき、「何かあったら情報公開して徹底的に調べる」という姿勢が必要であるにもかかわらず、「『国民不安を煽る』と言い訳しながら隠蔽し続ける」姿勢が、日本政府の悪しき慣習となって蔓延していることを明らかにした。
そのうえで、「今回の年金問題もフタをしようとしたが、(国民の声の高まりを受けて)どうしようもなくなって、対策を打ち出してきた」のが実情だと分析。同時に委員会における民主党の長妻議員らの追及に対して「国民の不安を煽るのでそうした指摘はしないでほしい」などと繰り返し答弁してきた安倍首相について、「お役人の失敗を総理もいっしょになって隠そうとしてきた現れ」との見方を示し、首相も含めた隠蔽体質が国民生活にもたらす弊害の大きさを改めて浮き彫りにした。
同時に、「いま日本は何かおかしくなっている」と語り、年金保険料の社会保険庁による使い込みや、官製談合事件での税のムダ遣いに象徴されるように、本来、国民のために使われるべきお金が、天下り先を確保するためなど、官僚社会を支えるために悪用されている構造を指摘した。
こうした、まさに「国民無視」の社会構造を変えていくためにも、「民主党に一度政権を任せてみて欲しい」と菅代表代行が訴えると、聴衆の間からは呼応する声が続いた。
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