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2007/07/15
正直な政治を取り戻そう 埼玉・川口駅前で岡田副代表




 岡田克也副代表は15日午後、埼玉県川口駅前で演説を行い、国民を欺く政治を繰り返す安倍政権を批判。誠実な政治、政権交代の実現に賭ける思いを語った。

 岡田副代表はまず、「政治とは本来誠意のあるものである」と主張。郵政解散総選挙における公約違反であるサラリーマン大増税を施行、国民への説明責任を果たさぬまま、明らかなザル法である「政治資金規制改正法」を成立させた安倍政権の政治姿勢を批判した。そのうえで、「このよう不誠実な政治を放置することは民主主義国家日本においてあってはならない。正直な政治を取り戻そう」と訴えた。

 年金問題については、安倍首相の、行政の長としての責任以上に、放置した責任を問題視。「問題を認識した時点で実態解明に向けて対策を講じるのが普通の感覚である」との見解を示し、支持率の低下により初めて深刻さに気づいた安倍政権について「年金問題を通じて、国民不在の政治を行っていることが明らかになった」と述べた。

 また、与党側が、民主党の年金改革案を批判していることに言及し、「(与党側には)具体案はあるのか」と反論。現在の制度における世代間の助け合いだけでは成り立たない現実を説明し、「年金制度の大きな改革が必要である」と強調。民主党への政権交代によって「一緒に大きな年金改革をしよう。政権交代を実現させよう」と聴衆に呼びかけた。

 なお、岡田副代表の演説に先立ち、細川律夫衆議院議員が挨拶した。

 演説終了後、岡田副代表、細川議員は商店街を歩き、握手を交わすなど地元の人々と交流を深めた。小雨の中にも係らず、学生からお年寄りまで幅広い世代から「頑張って」「応援している」「この子の将来のためにも頼む」などとたくさんの激励を受け、岡田副代表は「頑張ります」「必ずやります」と力強く決意を表明し、これに応えた。
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