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2007/07/17
鳩山幹事長、新潟県中越沖地震の発生を受け、いち早く現地調査


 民主党は16日、新潟県中越沖地震の発生を受け、被災状況の調査と支援対策を実施するため、鳩山由紀夫幹事長を本部長とする「新潟沖地震災害対策本部」を設置。小沢一郎代表から徹底した被災地調査の指示を受けた本部長の鳩山幹事長は、陸路、新潟県に向かい、16、17日の両日、被災状況の調査を行った。

 鳩山幹事長は16日にはまず、北陸道西山インター付近の道路陥没現場を視察。続いて、柏崎市役所対策本部で被災状況の説明を受けるとともに対応に追われる市職員を激励した。さらには、柏崎市内の被災状況を視察するとともに、避難場所となっている柏崎小学校を訪問し、疲れた表情を見せている被災者のみなさんをお見舞いした。

 17日には、地震の影響で火災が発生した東京電力柏崎刈羽原発を視察。柏崎警察署・柏崎市役所対策本部それぞれで被災状況について説明を聴取した。

 原発視察では、「変圧器の火災、微量の放射能が含まれた水漏れなどが起こり、心配している」との見解を示し、「安全性をよく検証して運転再開を目指していく」とする東京電力側に対して、「想定を超えたレベルの揺れとのことだが」と前置き。原子炉そのものは安全性の確認の徹底とともに、電力供給は生活の死活問題でもあるとの観点で復旧に向け力を尽くしてほしいと要請した。

 また、視察の感想として「全壊した家屋が相当数あり、極めて大きな地震だと実感した」とコメント。市役所や警察・消防・自衛隊などの迅速な対応を称えた。そのうえで、「大事なことは住まいであり、水やトイレだ。被災された皆さんの健康も大変心配される」と被災した方々を気遣い、一日も早く安心した生活を取り戻せるよう、救済に向けて全力を尽くす意向を表明した。

 
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