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2007/07/19
「究極の選挙違反」与党の主張を盛り込んだ政府広報告発へ 鳩山幹事長


 鳩山由紀夫幹事長は19日、沖縄県那覇市で県連代表の喜納昌吉参議院議員とそろって記者会見した。

 鳩山幹事長は、同日の全国紙朝刊(一部を除く)に「年金記録問題への対策」と題する「政府広報」が折り込まれ、「消えた年金」問題と定率減税全廃について与党の主張をそのまま記載している問題を取り上げ、公職選挙法違反で告発することも視野に入れて党本部で検討していることを明らかにした。

 政府として必ずしも決定していない内容であり、自民党が掲げる政策を政府広報として報じたものであるとの見方を示し、自民党の考え方が「政府広報」として国民に発信されたことを問題視。「それを政府のカネでどんどんばら撒くというのは究極の選挙違反の疑いがある」として、「公正な判断を司法に求めていきたい」と語った。 

 鳩山幹事長はまた、同日付で 赤嶺昇沖縄県議会議員が入党し、初の民主党所属の沖縄県議会議員が誕生したことを発表。「沖縄に赤嶺さんという民主党所属の県会議員を得たことは、大変喜ばしい」と語った。

 赤嶺議員は「これまで(民主党内で)苦労してきた方々を尊重しながら、自分のできる範囲で、できることを精一杯行っていく」と述べ、民主党としての組織強化に力をつくしていく考えを表明した。

 
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