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2007/07/23
菅代行、香川県坂出市で「地場産業を発展させ、地域を大事にする政治」を訴える




 菅直人代表代行は23日午後、香川県坂出市で街頭演説会を開き、民主党の政策を訴えるとともに、民主党の政策へのより一層の理解と、民主党への更なる支援、支持を求めた。

 菅代表代行は、地域の経済のために高速道路の無料化は大きな効果があるとして、「特にこの四国では、3本ある本四連絡橋を無料化すれば、阪神地域へ多くの産品を輸送できるなど、四国の経済発展の起爆剤になると思う」と早期の無料化を行うべきだとの考えを述べた。

 また、農業政策を例に挙げ、「自民党の農業政策は競争原理に基づき、競争に強い大きい農家は応援するが、小さい農家は応援しない」ものであると分析。「しかし、民主党の政策は共生であり、小さな農家を保護するとともに、農業を保護する個別所得保障制度を導入する」と述べ、農家の保護と、食の安全をはかる自給率の向上を進めることができる民主党の農業政策への理解を求めた。

 そして、菅代表代行は「地場産業という言葉があるが、一番の地場産業は、畑でできる米や麦や野菜、山で取れる材木、海で獲れる魚や海草など、それらを活用して地場産業というものが発展する」と主張。そのうえで、日本の現代社会に蔓延している、何でもかんでも安いものを外国から買ってきればいいという考え方については、「日本をおかしくしている」と述べ、もっと足元に目を向け、日本の、地域の、地元のものを見直し、さらに活用しよう、地域を大事にしようと訴えた。
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