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2007/07/23
弱肉強食の与党政治を批判 幹事長熊本で「国民の生活が第一」政治の実現表明




 鳩山由紀夫幹事長は23日午後、熊本県熊本市内の団地で街頭演説を行い、弱肉強食の政治を進める与党の姿勢を批判、「国民の生活が第一」の民主党政策への理解と支援を求めた。
 
 窓から手を振る人、広場で訪れを待っていた人々に迎えられて登場した鳩山幹事長はまず、「政治とは弱者にこそ光を当てるべきである」と表明。民主党は「政治とは弱者のためにこそあるべきである」との信念に基づき政治を行っていくと明言し、弱肉強食の論理で、弱者にさらに痛みを負わせる政府与党の政治を批判した。

 また、安倍内閣の閣僚による相次ぐ問題発言に言及し、「政治家の命は言葉であり、その命を軽んじるとはあるまじきこと」と怒りをあらわにし、政治家以前に人として問題のある無神経な発言であるとの認識を示した。そのうえで、「このような緊張感がない問答無用な政治に終止符を打つことができるのは国民のみなさんしかいない」と訴えた。

 さらに、赤城農水大臣の事務所費問題など、政治とカネの問題についても「安倍内閣はあまりに不祥事が多すぎる」と指摘し、民主党はクリーンな政治、「国民の汗をもっと生かせる政治を行っていく」との決意を語った。

 真夏の太陽が照りつける中、集まった人々は流れる汗をタオルでぬぐいながら鳩山幹事長の言葉に熱心に耳を傾け、「今度こそ頼む」「暮らしをなんとかしてくれ」などと激励、拍手と声援を送った。鳩山幹事長はこれに対し、民主党の政策へのさらなる支援と支持を求めた。

 また、子どもからはよつばのクローバーという思わぬプレゼントをされる一幕もあり、人々との触れ合いのひとときに顔をほころばせた。

 演説後、鳩山幹事長は同市内本妙寺にて開催されている頓写会祭りにゆかた姿で参加。時折露店に立ち寄りながら、多くの人々と握手し、記念撮影にも応じ、その人気ぶりを発揮、熱い声援に応えた。
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