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2007/07/25
松本政調会長、山形で「国民の生活が第一」の民主党の政策への支援訴える
 松本剛明政調会長は25日、山形県山形市内で開催された総決起集会に参加。「政治とは世のため人のために行うものである」と述べ、「国民の生活が第一」を掲げる民主党の政策へのさらなる支援を訴えた。

 松本政調会長はまず、「政治の原点とは、世のため人のために行うものである」と切り出し、「たくさんの人々の声を受け止め、実行することが一番大事である」と表明。「私の内閣」を主張する安倍首相は「国民のためでなく、自分のために政治を行っている」と指弾した。

 民主党が昨年以来、国会において医師不足の問題や消えた年金記録の問題に取り組んできたことにも言及し、「暮らしに目を向ければやらなければいけないことはたくさんある」と述べ、「国民の生活が第一」の姿勢を改めて強調した。

 また、「本当に政治を変えるという意味では、税金の遣いみちを根本的に正さなければならない」と明言。与党の公務員改革法では問題解決にならないとしたうえで、天下りにより1人当たり税金2億円、3万人で6兆円の税金が投入されている実態を説明すると、会場は驚きと怒りの声であふれかえった。

 さらに、安倍首相が「私の内閣になってから国の赤字は減った」と発言していることについても、「増税で国民から取り上げておいて何事だ」と批判。「儲かっているのなら国民に返してもらおう」と訴えると、会場の人々はこれに賛同した。

 松本政調会長に先立ち、挨拶に立った仲野博子衆議院議員は、「美しい国づくりを掲げているが今の安倍政権は澱んでいる」と一喝。「私利私欲の塊の自民党は自分党である」と批判し、「安心して暮らせる社会を作ることこそが政治の大事な役割である」との認識を示した。

 そのうえで、「農業をはじめとする民主党の政策こそが第一産業が核となる山形の経済を守るためには必要である」と述べ、その理解と支持を求めた。仲野議員が最後に「山形から新しい政治の流れをつくりましょう」と呼びかけると、会場からは大きな拍手が沸き起こった。

尚、集会には近藤洋介ネクスト経済産業大臣、篠原孝ネクスト農林水産大臣も出席、3000人以上が参加し、各議員の演説を熱心に聞き入った。
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