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2001/01/11
「政策懇談会で手みやげ」報道は事実無根〜富山県連が厳重抗議
民主党若手議員による全国キャラバン「おかしなことなくし隊」が富山県氷見市で9日夜開いた政策懇談会の席上で、「参加者にすしの詰め合わせやタオルの手みやげが配られた」と、1月11日付の読売新聞朝刊(全国版)が報じたことについて、熊谷幹事長代理は11日の記者会見で、「全く事実に反する報道だ」と内容を強く否定した。

 この懇談会は、地元の農業・漁業関係者の意見を聞くために、党富山県第3区総支部(野畑圭三支部長)が、党支持者の経営する民宿を会場に、党氷見支部の党員・党友に参加を案内したもの。読売新聞が指摘した「すしの詰め合わせ」は、懇談会の前に、氷見支部関係者が事前ミーティングを行った際に出された夕食を持ち帰ったもの。また「タオル」は民宿の温泉風呂に置かれているサービス品を、会場に早く着いた参加者が入浴した後持ち帰ったもので、みやげではない。

 党富山県連は同日、「事実無根で、誤解を与えるような記事である」として、読売新聞社に厳しく抗議を行うと共に、事実関係を富山県選挙管理委員会に説明し、「政治活動として何ら問題ない」ことを確認した。

 懇談会は、県連代表の谷林正昭参議院議員の司会で行われ、田中甲、近藤昭一、山村健各衆院議員と羽田雄一郎参議院議員が出席。約30人の参加者からは「現在のような選挙をやっていては自民王国では100年たっても勝てない」「自民王国の牙城を崩す実行力のある野党連合の構築を求めたい」「自民党農政の減反政策の果ては米価安だ。このままでは農業を放棄しなければならない」などと、民主党の選挙戦術や農業政策について活発な意見が出された。おかしなことなくし隊のメンバーは厳しい意見にも耳を傾けながら、熱心にメモを取っていた。
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