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2007/07/26
暮らしは政治で変えられる。すべての方に政治の光を 四国で幹事長



商店街を歩いて遊説し、演説会場に到着した鳩山幹事長



応援してるよー!の声に手を振って応える蓮舫国民運動委員長代理
 鳩山由紀夫幹事長は26日、愛媛、高知、徳島、香川と四国4県をまさに「股にかけ」て、計7カ所で遊説。炎天下のなか集まってくれた聴衆を前に「暮らしは政治で変えることができる」と力説。政権交代することなく一党独裁の自民党政治に終止符を打ち、民主党に政治を任せてほしいと訴えた。

 額に汗、全身に力をみなぎらせながらマイクを握った鳩山幹事長は、定率減税の廃止で国民生活を増税が直撃していると指摘。「先の衆議院選でサラリーマン増税はしないと公約しておきながら、選挙後すぐに公約を破って増税を行ったのが自民党だ」と述べ、国民との公約をこともなげに破棄する政府与党の傍若無人な政治姿勢を浮き彫りにした。

 鳩山幹事長はまた、北九州で生活保護を打ち切られたお年よりが餓死した事件にふれ、「この日本においても餓死が存在する」として、弱者切捨ての自民党政治によるものだと批判。無年金者をなくしていこうとする民主党の年金政策が実現すれば、こうした悲劇を生まなくてすむとの見解を示し、「餓えて亡くなるような人をなくそうと思っている方は、民主党にご支援を」と聴衆に要請。民主党が政権を担えば、「ひとりも亡くならない政治に変えることができる」と強調した。

 また、3人目の子どもの誕生を前に、3人は育てられないと思い悩んだ夫婦が一家心中という道を選んでしまった事件についても、「これも本来は政治が救えたはず」と指摘。民主党が創設を目指す子ども1人当たりに月額2万6000円を支給する「子ども手当」について説明し、民主党ならば社会みんなで子育てと教育を支える仕組みをつくっていくことができることを明らかにした。

 続いて、大規模農家優遇の自民党農政とは真っ向から質を異にする、いっしょうけんめい働く農家のみなさんを支える民主党の戸別所得補償制度や中小企業優遇の政策等を紹介し、「頑張っているすべての皆様方に政治の光が当たるようにしていきたい。まさに政治とは生活である。その当たり前を実現していきたいと民主党は考えている」と述べると、聴衆の間からは賛同と大きな期待感を示す大きな拍手がわき起こった。

 なお、愛媛県内の日程は蓮舫国民運動委員長代理が同行。「政治がおかしくなっている。安倍政権にストップをかけ、国民のための政治の実現にむけ、民主党への支持を」と訴えた。
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