2001/01/12
投票率低下狙いは国民を愚弄するもの〜菅幹事長が31日国会召集を批判
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民主党の菅直人幹事長は12日の定例記者会見で、政府・与党が11日、次期通常国会を今月31日に召集する方針を固めたことで、夏の参議院選挙の投票日が7月29日に確定したことについて、「夏休みになれば、国民は子どもたちと出かけるから投票率はさほど上がらないと判断し、そこを狙って投票日をセットしたにちがいない。国民を愚弄するものだ」と厳しく批判した。
参議院の任期は7月22日。本来なら任期中に選挙を行うのが通例。この20年間を振り返っても最も遅い時期の選挙で、極めて異例の日程だ。菅幹事長はさらに、「株価の急落や円相場の下落など、きびしい経済状況の問題を見ても、本来はできるだけ早い時期に国会を開き、山積した課題に取り組むべき。年度内に予算を上げたいのであれば、余計に早く召集するのが理屈」と述べた。
通常国会への方針については、「金融問題の影響をどのように受け止め、政府がどのような対策をしていくのか。議論を早急に行うべきだ」と考えを示した。
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