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2007/08/02
臨時国会、無駄な税金の使い道を具体的に明らかにする 菅代行




 菅直人代表代行は2日午後の定例記者会見で、臨時国会の対応について「無駄な税金の使いみちを具体的に明らかにする作業を行う」と語った。

 菅代表代行は冒頭、赤城農林水産大臣の辞任について、政治的な空白状況は由々しきことと指摘した上、今後の民主党の取り組みに言及。政府与党の法案に賛成、反対するだけではなく、参院選で示したマニフェストを「直ちに実現するもの」「予算含みで提案するもの」「政権交代後に必ず実現するもの」と分類させて、具体的に政策の実現をはかる考えを示した。

 菅代表代行は、それぞれの例として「年金流用禁止法や政治資金規正法の強化」「農家への戸別所得補償や年金手帳、子ども手当の創設」「財源委譲と補助金制度全廃による地方分権の徹底、年金の抜本的な改革」などを挙げた。

 臨時国会では、年金流用禁止法案の参院への提出を前向きに検討していると報告。特に年金問題については、予算委員会などを開き、資料要求や参考人招致、証人喚問をも視野に入れて、運用の実態などを徹底的に調査すると表明。「無駄な税金の使いみちを具体的に明らかにする作業を行う」と語った。
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