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2007/08/07
「談合して足して2で割るような対応はしない」小沢代表 両院議員総会で




 小沢一郎代表は、7日午前党本部で開かれた両院議員総会で、当選お祝い、選挙での協力に感謝した上で、参議院選挙の結果について、「皆が力を合わせた結果、逆転の夏、与野党の逆転を実現できた。一生懸命力を合わせれば出来るんだ、国民の理解を得られるのだ、それを皆が認識できれば最大の成果」と分析した。
 
 その上で、「参議院で江田議長が誕生した。今までなかったことが実現した。多数を与えていただいた国民の皆さんに感謝し、責任を果たさなければならない」と表明。責任を果たすとは、「権力主義的な自公政治を変えると選挙で訴えてきた。その主張を、考えを国民の目に見えるように形にすること。与野党談合して足して2で割る結論を出すのは古き良き時代の手法だ。今の時代はそういうやり方ではないはずだ」と述べ、今後の国会運営の方針を明確に示した。

 また、「次は衆院選。油断なく地域活動、国会活動に」取り組むよう要請した。

 輿石東参議院議員会長も、「小沢代表を先頭に政権を獲りにいく」と挨拶。

 次に、鳩山由紀夫幹事長が、初当選議員に、「自らを律して愛される政治家、尊敬される政治家になっていただきたい」と要請した。

 初当選した参議院議員、衆院補欠選挙で当選した議員が紹介され、新人議員を代表して吉川沙織議員が、「今の政治を変えるとの強い決意で選挙戦を戦ってきた。与野党逆転が実現した。国民の期待を形にしていくこと。解散・総選挙で政権交代、研鑽を重ね期待に応えたい」と挨拶した。

 最後に、菅直人代表代行が、「参議院での与野党逆転は89年、98年、そして今回。残念ながら1、2回目は政権交代につなげられなかった。失敗を繰り返さず、小沢政権を作る」と力強く挨拶して総会は終了した。
 
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