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2000/04/18
「観光客激減に対策を」有珠山対策本部副本部長ら運輸相に申し入れ
民主党有珠山周辺対策本部の佐々木秀典衆議院議員(副本部長)と小川勝也参議院議員(事務局次長)は、18日、運輸省に二階運輸相・北海道開発庁長官を尋ね、北海道全体への対策などを講じるよう申し入れた。

 申し入れ内容は、函館・登別を含めた道南地域へ被害が生じていることに対し、運輸省として(1)北海道への観光旅行客が激減していることを踏まえ、回復に向けた弾力的措置を講じる(2)危険地区を除く道内の観光地に「安全宣言」をする(3)JR室蘭線の復旧に必要な措置を講じる――の3点。また北海道開発庁としては、仮設住宅建設について近隣の宿泊施設の代替使用を考慮に入れることなどを申し入れた。

 小川事務局次長らは「登別温泉などは安全なのに、ツアーのキャンセルなど、風評被害が生じている。まず安全宣言をだしてほしい」など地元住民の切実な声を伝え、運輸相は「党派をこえた問題として取り組みたい」と答えた。
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