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2001/01/23
4野党共同チームがKSD本部を現地調査
民主・自由・共産・社民の野党4党共同KSD等疑惑追及プロジェクトチーム(PT)のメンバー8名は23日、事情聴取のため東京・墨田区のKSD本部とIMM・JAPAN(アイム・ジャパン)を訪れた。民主党からはPT座長の鍵田節哉、手塚仁雄両衆院議員、高嶋良充参院議員が参加した。

 まずKSD本部では、山根、七井両理事への質疑が行われた。しかし、詳細および核心部分については資料を押収されていること、古関全理事長の独断専行を理由に、両氏は「承知していなかった」との答えに終始。とりわけ、額賀前経済財政担当相や、政界に流れたとされる金の流れについては、「一切管理していなかった」と答えるにとどまった。

 続いて行われたIMM・JAPANでの聴取では、近藤特別参与への質疑が行われた。主に、年度ごとの事業収入および欠損、KSDからの助成金額、役員体制、古関前理事長に提供した8100万円などについて問いただした。

 同PTでは、去る19日に労働厚生・文部科学・法務・金融・外務のKSD関係5省庁からの公開ヒアリングを予定していたが、省庁側が「国政調査権の行使は国会でしてもらいたい」などとの理由で参加を拒否。これに対し、PTでは同日首相官邸に安倍晋三官房副長官を訪ねて抗議し、欠席の真意説明とヒアリングへの省庁の出席を要求した。

 同PTは、KSD等疑惑追及集会を、1月30日午後1時から衆議院講堂(別館5階)で、4党所属議員を対象に開き、通常国会を直前にKSD問題の徹底追及を確認しあう。また前日の29日には、都内で4党共同の街頭演説会を開催する予定だ。
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