1999/10/20
西村政務次官の暴言は国民の迷惑である
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民 主 党
ネクスト・キャビネット男女共同参画・人権担当大臣 千葉 景子
男女共同参画局長 竹村 泰子
すでにマスコミ等に大きく報じられているが、西村真悟防衛政務次官は、10月19日発行の週刊誌のインタビュー記事の中で日本の国是である非核三原則を否定する「日本の核武装」に言及した。
個人的見解と断りながらもインド、パキスタン情勢に関連して「日本も核武装したほうがいい。」とのべ、また「核とは『抑止力』であり。」強姦に関しても「罰せられないのであれば、すべての者が強姦魔になっている。『抑止力』があるからそうなっていない。」等と語っている。
また現行の自衛隊は、なくして『国軍』を創設すると発言し「大東亜共栄圏、八紘一宇を地球に広げたい。」とまで付け加えている。
防衛政務次官という重責を担うべき人物が、核武装について言及する意思を持っていることは明らかに閣内不一致であり断じて容認できない。
わけても『抑止力』のたとえとして『強姦』をとりあげる人権感覚の欠如・女性の人間としての尊厳を損なう極めて悪質な暴言に対して、強い怒りを感じる。
西村防衛政務次官のこれら一連の発言は男女共同参画社会実現に向けて、努力を積み重ねているすべての国民を侮辱するものである。
男女共同参画社会の実現に一体となって責任を負うべきところ、任務に不適切である人物を政務次官として選任した小渕首相の責任は重い。
民主党は、西村政務次官の罷免を要求するとともに、小渕首相に断固抗議する。
以上
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