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2007/08/30
【地方自治体議員フォーラム】直嶋組織委員長、鳩山幹事長が開会挨拶




 「民主党地方自治体議員フォーラム」が30日午後から2日間の日程で開かれ、1日目の全国研修会の冒頭、直嶋正行組織委員長、鳩山由紀夫幹事長が開会の挨拶を述べた。

 直嶋組織委員長は「地方における選挙の成果が、さらに参議院選挙に大きな成果となって現れた」と指摘、4月の統一地方選挙で、民主党の地方議員の数が大幅に増加したことが、夏の参議院選挙の大勝につながったとの見方を示した。また、民主党が主張する「地方分権の推進、地方中心の政治」は自民党との最大の違いであると紹介、その実現に向けて力を合わせて活動に取り組みたいとした。

 鳩山幹事長は、統一地方選挙と参議院選挙の勝利を喜び合いたいと述べた上、「地域のみならず大都市でも、現政権の政策の誤りによって、大変厳しい状況に置かれている方々の悲痛な叫びを、私たちは十分にくみ取って政策に結び付けていかなければならない」と主張。

 今後の臨時国会への対応について、政局だけを作るための「何でも反対」では、国民の声はすぐに離れると指摘した。その上で、一つひとつの問題に対して民主党の考え方を示し、国民の皆さんが政府の方針と比べた上で民主党に軍配をあげるよう、リードしたいと語った。

 また、「民主党の1丁目1番地は、地域主権国家作りだ」と発言、国政で地域主権国家を作るための制度作りをすると表明した。統一地方選挙に向けて各地域がローカルマニフェストを示した中にあるように、地方分権の受け皿にふさわしい議会改革を実現してほしいと、出席議員になお一層の取り組みを求めた。
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