2001/01/30
真相徹底糾明へ一致協力してたたかう〜野党共同KSD等疑惑追及集会開く
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第151通常国会の開会を翌日に控えた30日、「野党共同KSD等疑惑追及集会」が、野党4党共同KSD等疑惑追及プロジェクトチーム(PT)の主催で、国会内で開催された。集会には、各党の国会議員などおよそ400名が詰めかけ、会場は真相究明を闘いとる決意と熱気に包まれた。
集会は、民主党の手塚仁雄衆院議員の司会で始まった。まず、PT座長を務める民主党の鍵田節哉衆院議員から、この間の取り組みの経過報告が行われた。
PTでは、今月17日の第1回会合で、「政府・与党による問題の幕引きを許さず、あくまで政官業癒着の全貌を明らかにする」という基本方向を確認。19日には、関係5省庁を呼んで公開ヒアリングを開いたが、省庁側は最後まで頑なに出席を拒否した。PTは、事実解明に背を向ける政府・与党に姿勢を強く批判しながら、23日にはKSDと「中小企業国際人材育成事業団」(アイム・ジャパン)の視察、29日には4野党揃っての新宿における街頭宣伝を行い、この問題に対する世論を喚起してきた。
続いて、ゲストとして招かれたジャーナリストの須田慎一郎氏が発言。須田氏は、国民の多くが、KSDをめぐる問題点はどこか、今後どう解明していくのかという点を知りたがっているとし、「古関前理事長のタニマチ的体質からして、ものつくり大学やKSDに関連した活動を行った政治家は、必ず何かもらっている。その観点から徹底解明してほしい」と呼びかけた。
各党からの挨拶のトップで登壇した民主党の鳩山由紀夫代表は、前日帰国したばかりのダボス会議でもKSD問題は知れ渡っており、日本の政治がこうしたスキャンダルによって語られることに恥ずかしい思いをしたと紹介。「日本の未来を救うために、この政府全体がからんだ巨大な疑惑を、結束して徹底糾明しよう」と訴えた。
このほか、共産党の志位和夫委員長、社民党の土井たか子党首、自由党の藤井裕久幹事長が挨拶。最後に、「国民に対する国会の責務として真相の徹底究明をめざしていこう」とする4党共同決議を採択し、団結ガンバロウを三唱して集会を締めくくった。
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