2001/03/26
平成13年度政府予算の成立について(談話)
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民主党幹事長 菅 直人
本日、平成13年度政府予算が参議院において可決、成立した。民主党は、衆議院では野党4党共同予算組替え案を提出し、参議院においては政府「機密費」を抜本改革して大幅減額する旨の予算修正案を提出した。しかし、国民の声ともいえる衆参における野党提案は自公保与党3党によって理不尽にも否決された。
KSD汚職や政府機密費流用事件など、自民党を中心とする政官業の癒着、腐敗構造が次々と露呈し、国民の怒りはかつてないほど高まっているにもかかわらず、数を頼りに偏った国会運営、予算審議をすすめ、疑惑隠しに狂奔する自公保政権の暴挙は許し難い。
また、予算審議中に与党3党が「緊急経済対策」を発表したことは、政府予算自体が欠陥予算であることを如実に証明するものであり、いまや、森内閣の即時退陣及び自公保3党の下野こそが最大の景気対策と言って過言ではない。
その上、3月5日から1カ月弱の参議院での予算審議の途上で総理が事実上の退陣表明をしつつ、いまだにその座に居座りつづけていることは、国会を侮辱するものであり、無責任極まりない政権の私物化行為であって、言語道断である。
予算は成立したが、残念ながら景気回復の兆しは期待できない。民主党は、日本経済への不信を増大させ、国民生活に危難をもたらしている自公保政権を打倒することに全力を挙げる。
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