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2000/04/26
児童手当法改正案で小宮山洋子議員が代表質問
小宮山議員は「政府案は少子化対策の全体ビジョンがないうえ、財源などについての裏づけがあいまい。朝令暮改のバラマキだ」と批判し、(1)法案は「当分の間」の措置としているが、連立与党が合意している来年度の児童手当制度の「抜本的見直し」との関係はどうなるのか(2)第1子・第2子への支給額が月5000円程度ではヨーロッパ諸国と比べて低すぎ、効果が期待できない(3)財源として16歳未満の扶養親族の年少扶養控除の10万円引き下げを予定しているが、同控除は1年前に10万円増額したばかりで一貫性がない――などの疑問点を挙げた。

 これに対して丹羽厚相は、「当分の間」と制度の「抜本的見直し」の関連には答えず、支給額についても「限られた財源で支給対象を拡大した」など見当違いの答弁だった。
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