2000/04/26
「政権奪取の意欲、前面にだしたい」結党2周年で決意〜鳩山代表
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民主党の鳩山由紀夫代表は26日の会見で、小渕前首相入院に伴う首相臨時代理就任をめぐる青木官房長官の一連の発言を取り上げ、「内容が二転三転して無責任すぎる。国民に正確な情報を伝える義務を怠っている」と批判。ほかの野党とともに同長官の辞職を迫ることもありうるとの考えを示した。また医師団に対し情報開示を求める考えも明らかにした。
鳩山代表は、「官房長官は最初に『首相臨時代理に就任した』と述べ、次に『万一の時はよろしく頼む』と言われたとするなど発言が食い違っている。これらを同じように受け止めるのは無理だ」と指摘。
また森首相が衆院予算委で「官房長官は臨時代理就任を固辞した」と食い違う答弁をし、翌日には参院予算委で撤回したことについて、「いったい国民は誰を信じればいいのか」と政府のいいかげんさを批判。「自民党の村上参院会長も最初の首相答弁と同じような発言をしている。それを考えれば官房長官の発言の信ぴょう性は疑わしい」と強調した。
鳩山代表は27日に結党2周年を迎えることについて、「4つの政党の合体で、最初は1つの政党としての姿勢を強調することがなかなか難しい面もあった。しかし、だんだん壁がとれ、未来に向かって自由に政策論議ができるようになった」と胸を張った。
今後の課題については「政権奪取の意欲をもっと全面に出したい。自公保が不透明な談合政治を繰り返しているいま、『奪る』勢いを国民に訴えていきたい」と語り、政権交代実現に強い意欲を示した。
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